方法 : インターフェイスを作成および実装する

更新 : 2007 年 11 月

インターフェイスの概要」で説明したように、インターフェイスは実装を提供せずにクラスのプロパティ、メソッド、およびイベントを記述します。

インターフェイスを作成するには

  1. Interface キーワードとインターフェイスの名前で始まり End Interface ステートメントで終わるコードを追加することにより、インターフェイスを定義します。たとえば、次のコードは、IAsset という名前のインターフェイスを定義します。

    Interface IAsset
    End Interface
    
  2. インターフェイスでサポートするプロパティ、メソッド、およびイベントを定義するステートメントを追加します。たとえば、次のコードは 1 つの関数、1 つのプロパティ、および 1 つのイベントを定義します。

    Interface IAsset
        Event ComittedChange(ByVal Success As Boolean)
        Property Division() As String
        Function GetID() As Integer
    End Interface
    

インターフェイスを実装するには

  1. 実装するインターフェイスがプロジェクトの一部でない場合は、インターフェイスを含むアセンブリへの参照を追加します。

  2. インターフェイスを実装する新規クラスを作成し、クラス名の後の行に Implements キーワードを指定します。たとえば、次のコードでは、IAsset インターフェイスを実装する際に、実装クラスの名前を Computer としています。

    Class Computer
        Implements IAsset
    End Class
    
  3. 次のコードに示すように、クラスのプロパティ、メソッド、およびイベントを実装するプロシージャを追加します。

    Class Computer
        Implements IAsset
    
        Public Event ComittedChange(ByVal Success As Boolean) _
           Implements IAsset.ComittedChange
    
        Private divisionValue As String
    
        Public Property Division() As String _
            Implements IAsset.Division
    
            Get
                Return divisionValue
            End Get
            Set(ByVal value As String)
                divisionValue = value
                RaiseEvent ComittedChange(True)
            End Set
        End Property
    
        Private IDValue As Integer
    
        Public Function GetID() As Integer _
            Implements IAsset.GetID
    
            Return IDValue
        End Function
    
        Public Sub New(ByVal Division As String, ByVal ID As Integer)
            Me.divisionValue = Division
            Me.IDValue = ID
        End Sub
    End Class
    

参照

処理手順

チュートリアル : インターフェイスの作成と実装

概念

インターフェイスの概要

インターフェイス定義

Implements キーワードおよび Implements ステートメント

Visual Basic でのインターフェイス実装例

インターフェイスを使用する状況

参照

Interface ステートメント (Visual Basic)

その他の技術情報

Visual Basic の継承