Merges コマンド
指定されたマージ元分岐およびマージ先分岐の間の過去のマージに関する詳細情報を表示します。
必要なアクセス許可
merges コマンドを使用するには、マージ元とマージ先の分岐の [読み取り] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
tf merges [source] destination [/recursive] [/extended] [/format:(brief|deltailed)] [/login:username, [password]] [/showall]]] [/collection:TeamProjectCollectionUrl]
パラメーター
引数 |
説明 |
---|---|
source |
指定されたソースのエントリだけが含まれるように、マージ履歴をフィルター処理します。 このパラメーターは省略できます。 |
destination |
マージ履歴を表示するマージ先分岐を指定します。 このパラメーターは必須です。 |
username |
/login オプションに値を指定します。 ユーザー名の値は、DOMAIN\UserName または UserName のいずれかとして指定できます。 |
TeamProjectCollectionUrl |
マージ履歴を表示する分岐を含むチーム プロジェクト コレクションの URL (http://myserver:8080/tfs/DefaultCollection など)。 |
オプション |
説明 |
---|---|
/recursive |
Team Foundation バージョン管理サーバーの指定されたフォルダーおよびそのサブフォルダー内のすべてのマージに関する情報を表示します。 |
/extended |
特定の範囲のマージ先項目に関するマージの一覧を表示します (tf merges tgt\file1.txt; C21-25 など)。 このオプションは、マージの種類 (追加または編集) およびマージ元項目とマージ先項目の詳細情報を出力します。 このオプションを使用すると、/format: Detailed が暗黙に指定されます。
メモ
マージ元項目が既に指定されている場合、このオプションは使用できません。
|
/format |
マージ履歴を表示する形式を指定します。
|
/login |
Visual Studio Team Foundation Server でユーザーを認証するためのユーザー名とパスワードを指定します。 |
/showall |
現在の名前と既に使用されている名前で指定されたマージ先項目の過去のすべてのマージを表示します。 |
/collection |
チーム プロジェクト コレクションを指定します。 |
解説
Team Foundation バージョン管理サーバーとそれに割り当てられているすべてのワークスペース内の項目の追加情報を提供する、他の Team Foundation コマンドへのリンクについては、「情報提供用コマンド」を参照してください。
tf コマンド ライン ユーティリティの使い方の詳細については、「Tf コマンド ライン ユーティリティのコマンド」を参照してください。
例
次の例は、Beta1_branch および RTM_branch の間で実行されたすべてのマージ操作に関する情報を表示します。
c:\projects>tf merges /recursive Beta1_branch RTM_branch
出力例
Changeset Merged in Changeset Author Date -------------------------------------------------------- 135 162 Justin 10/31/2003 146 162 Justin 10/31/2003 147* 167 Bill 11/02/2003
変更セット 147 の横にあるアスタリスク (*) は、その変更セット番号 147 の変更の一部だけが、変更セット番号 167 にマージされたことを示しています。