チュートリアル: デザイン時の Windows フォームでの WPF コンテンツの割り当て

  • [アーティクル]

このチュートリアルでは、フォームに表示する Windows Presentation Foundation (WPF) コントロール型を選択する方法について説明します。 プロジェクトに含まれている WPF コントロール型ならどれでも選択できます。

このチュートリアルでは次のタスクを行います。

  • プロジェクトを作成します。

  • WPF コントロール型を作成します。

  • WPF コントロールを選択します。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

必須コンポーネント

このチュートリアルを実行するには、次のコンポーネントが必要です。

  • Visual Studio 2010.

プロジェクトの作成

まず、Windows フォーム プロジェクトを作成します。

注意

WPF コンテンツをホストする場合は、C# プロジェクトと Visual Basic プロジェクトのみがサポートされます。

プロジェクトを作成するには

WPF コントロール型の作成

プロジェクトに追加した WPF コントロール型は、さまざまな ElementHost コントロールでホストできます。

WPF コントロール型を作成するには

  1. 新しい WPF UserControl プロジェクトをソリューションに追加します。 名前はこのコントロール型の既定である UserControl1.xaml を使用します。 詳細については、「チュートリアル: デザイン時の Windows フォームでの新しい WPF コンテンツの作成」を参照してください。

  2. デザイン ビューで UserControl1 が選択されていることを確認します。 詳細については、「方法 : デザイン画面上で要素を選択して移動する」を参照してください。

  3. [プロパティ] ウィンドウで、Width プロパティおよび Height プロパティの値を 200 に設定します。

  4. System.Windows.Controls.TextBox コントロールを UserControl に追加し、Text プロパティの値を Hosted Content に設定します。

  5. WPF UserControl をプロジェクトにもう 1 つ追加します。 名前はこのコントロール型の既定である UserControl2.xaml を使用します。

  6. [プロパティ] ウィンドウで、Width プロパティおよび Height プロパティの値を 200 に設定します。

  7. System.Windows.Controls.TextBox コントロールを UserControl に追加し、Text プロパティの値を Hosted Content 2 に設定します。

メモ   一般的には、さらに高度な WPF コンテンツを使用します。 ここでは、System.Windows.Controls.TextBox コントロールを説明する目的でのみ使用しています。

  1. プロジェクトをビルドします。

WPF コントロールの選択

既にコンテンツをホストしている ElementHost コントロールにさまざまな WPF コンテンツを割り当てることができます。

WPF コントロールを選択するには

  1. Windows フォーム デザイナーで Form1 を開きます。

  2. [ツールボックス] で UserControl1 をダブルクリックして、フォームに UserControl1 のインスタンスを作成します。

    UserControl1 のインスタンスは、elementHost1 という名前の ElementHost コントロールでホストされます。

  3. elementHost1 のスマート タグ パネルで、[ホストするコンテンツの選択] ドロップダウン リストを開きます。

  4. ドロップダウン リストの [UserControl2] をクリックします。

    これで、elementHost1 コントロールが UserControl2 型のインスタンスをホストするようになりました。

  5. [プロパティ] ウィンドウで、Child プロパティが [UserControl2] に設定されていることを確認します。

  6. [ツールボックス] の [WPF 相互運用機能] から、ElementHost コントロールをフォームにドラッグします。

    新しい名前として、このコントロールの既定である elementHost2 を使用します。

  7. elementHost2 のスマート タグ パネルで、[ホストするコンテンツの選択] ドロップダウン リストを開きます。

  8. ドロップダウン リストの [UserControl1] をクリックします。

  9. これで、elementHost2 コントロールが UserControl1 型のインスタンスをホストするようになりました。

参照

参照

ElementHost

WindowsFormsHost

その他の技術情報

移行と相互運用性

WPF コントロールの使用

WPF デザイナー