エラー : 対象コンピューター上の Visual Studio リモート デバッガーが、このコンピューターに接続できません。

このエラーは、Visual Studio リモート デバッガー サービスがデバッグを開始したコンピューターに接続するときに、このサービスを実行しているユーザー アカウントを認証できないことを示します。

コンピューターにアクセスできるアカウントは、次の表のとおりです。

LocalSystem アカウント

ドメイン アカウント

両方のコンピューターに同じユーザー名とパスワードを持つローカル アカウント

両方のコンピューターが同じドメインにある場合

[はい]

[はい]

両方のコンピューターが双方向の信頼関係を持つドメインにある場合

x

x

[はい]

一方または両方のコンピューターがワークグループにある場合

x

x

[はい]

コンピューターが異なるドメインにある場合

x

x

[はい]

また、次の条件を満たす必要があります。

  • Visual Studio リモート デバッガー サービスを実行するアカウントは、すべてのプロセスをデバッグできるように、リモート コンピューターの管理者アカウントであることが必要です。

  • このアカウントには、ローカル セキュリティ ポリシー管理ツールを使用して、リモート コンピューターに対する Log on as a service 特権が与えられている必要もあります。

  • ローカル アカウントを使用してコンピューターにアクセスしている場合は、ローカル アカウントで Visual Studio リモート デバッガー サービスを実行する必要があります。

このエラーを解決するには

  1. リモート コンピューターに Visual Studio リモート デバッガー サービスが正しく設定されていることを確認します。 詳細については、「方法 : リモート デバッグをセットアップする」を参照してください。

  2. 上の表に示した、デバッガー ホスト コンピューターにアクセスできる適切なアカウントを使用して、リモート デバッガー サービスを実行します。

"サービスとしてログオンする" 特権を追加するには

  1. [スタート] メニューの [コントロール パネル] をクリックします。

  2. 必要に応じて、[コントロール パネル] の [クラシック表示に切り替える] をクリックします。

  3. [管理ツール] をダブルクリックします。

  4. [管理ツール] ウィンドウで、[ローカル セキュリティ ポリシー] をダブルクリックします。

  5. [ローカル セキュリティ設定] ウィンドウで、[ローカル ポリシー] フォルダーを展開します。

  6. [ユーザー権利の割り当て] をクリックします。

  7. [ポリシー] 列の [サービスとしてログオン] をダブルクリックすると、現在のローカル グループ ポリシーの割り当てが [サービスとしてログオン] ダイアログ ボックスに表示されます。

  8. 新しいユーザーを追加するには、[ユーザーまたはグループの追加] をクリックします。

  9. ユーザーの追加作業が終了したら、[OK] をクリックします。

このエラーを回避するには

  • リモート デバッグ モニターをサービスとして実行する代わりに、アプリケーションとして実行します。

参照

処理手順

リモート デバッグ エラーとトラブルシューティング

その他の技術情報

リモート デバッグのセットアップ