Visual Studio デバッガーで関数評価中に処理を中断をする
Visual Studio デバッガーでは、プログラムの実行中に中断するのと同じように、関数評価中でも評価を中断できるようになりました。 次のような場合に、関数評価中にデバッガーは中断されます。
デバッガーが関数内のブレークポイントに達したとき。
未処理の例外がスローされたとき。
[例外] ダイアログ ボックスの [スローされるとき] チェック ボックスがオンになっている例外がスローされたとき。 [例外] ダイアログ ボックスにアクセスするには、[デバッグ] メニューの [例外] をクリックします。
こうした中断は、通常のプログラムの実行をデバッグしていて発生する中断 (ブレークポイントに達する、未処理の例外がスローされる) によく似ています。
ただし、デバッガーによる処理が中断しない場合もあります。 次にその例を示します。
ブレークポイントの状態を評価するとき。
[ウォッチ] ウィンドウの関数を評価するとき。
関数評価に予想より時間がかかったり、無限ループになるときがあります。 関数評価を中止するには、関数が評価されている間に [デバッグ] メニューの [評価の停止] をクリックします。
スレッドと関数評価
関数評価中は、評価中の関数以外のすべてのスレッドは一時停止されます。 他のスレッドの応答を待つ関数は、評価が完了しないので評価しないでください。
ただし、関数評価でスレッドを作成した場合、そのスレッドは通常のプログラムを実行したときと同じように扱われます。