方法 : GDI を使用してテキストを描画する
TextRenderer クラスの DrawText メソッドを使用すると、GDI 機能を利用してフォームまたはコントロールにテキストを描画できます。 GDI のテキスト描画機能は、一般に GDI+ よりもパフォーマンスが高く、テキストの寸法の計測も正確です。
注意
TextRenderer クラスの DrawText メソッドでは、印刷はサポートされていません。 印刷時には常に Graphics クラスの DrawString メソッドを使用してください。
使用例
次のコード例は、DrawText メソッドを使用して、四角形内の複数の行にテキストを描画する方法を示しています。
Private Sub RenderText6(ByVal e As PaintEventArgs)
Dim flags As TextFormatFlags = TextFormatFlags.Bottom Or _
TextFormatFlags.EndEllipsis
TextRenderer.DrawText(e.Graphics, _
"This is some text that will be clipped at the end.", _
Me.Font, New Rectangle(10, 10, 100, 50), SystemColors.ControlText, flags)
End Sub
private void RenderText6(PaintEventArgs e)
{
TextFormatFlags flags = TextFormatFlags.Bottom | TextFormatFlags.EndEllipsis;
TextRenderer.DrawText(e.Graphics, "This is some text that will be clipped at the end.", this.Font,
new Rectangle(10, 10, 100, 50), SystemColors.ControlText, flags);
}
TextRenderer クラス内でテキストを描画するには、Graphics や Font などの IDeviceContext、テキストを描画する位置、および描画する色が必要です。 オプションで、TextFormatFlags 列挙値を使ってテキストの書式を指定することも可能です。
Graphics の取得の詳細については、「方法 : 描画する Graphics オブジェクトを作成する」を参照してください。 Font の構築の詳細については、「方法 : フォント ファミリとフォントを作成する」を参照してください。
コードのコンパイル
前述のコード例は Windows フォームでの使用を前提としたものであり、PaintEventHandler のパラメーターである PaintEventArgs e が必要です。