Team Foundation Server のインストールに必要なアカウント
Team Foundation Server、Team Foundation ビルド、および Team Foundation Server Proxy をインストールするには、サービス アカウントを使用します。レポート機能を使用する場合は、Team Foundation Server のインストール時にレポート リーダー アカウントも必要です。ここでは、インストールのためのサービス アカウントとレポート リーダー アカウントの要件について説明します。詳細については、「Team Foundation Server におけるサービス アカウントと依存関係」を参照してください。
Team Foundation Server のインストールには複数の ID が必要ですが、すべての ID に単一のアカウントを使用することもできます。ただし、そのアカウントは、対象となるすべての ID の要件を満たしている必要があります。
ヒント |
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アカウントと混同することもあるかもしれません。今回のリリースから新たに、Team Foundation Server インストール向けのチュートリアルを用意しました。このチュートリアルには、シングル サーバー インストールでアカウントとグループを作成する方法について説明しています。詳細については、「インストールのようにします。」を参照してください。 |
アカウントのベスト プラクティス
ここで説明するすべてのアカウントは、Administrators セキュリティ グループに属している必要はありません。
サービス アカウントにドメイン アカウントを使用する場合、レポート リーダー アカウントには別の ID を使用する必要があります。
ワークグループにコンポーネントをインストールする場合は、ユーザー アカウントとしてローカル アカウントを使用する必要があります。
レポート リーダー アカウント
レポート リーダー アカウントは、レポートの情報を収集するために使用される ID です。レポート機能を使用する場合は、Team Foundation Server のインストール時にレポート リーダー アカウントを指定する必要があります。
Team Foundation Server を既定のオプションでインストールした場合、レポート リーダー アカウントは SharePoint Foundation 2010 のサービス アカウントの ID としても使用されます。
機能 |
ユーザー ログオン名の例 ¹ |
要件 |
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レポート |
TFSREPORTS |
"ローカル ログオンを許可する" のアクセス許可が付与されたユーザー アカウントを指定する必要があります。 既定値 : このアカウントの入力を求めるダイアログが表示されます。ビルトイン アカウントをレポート リーダー アカウントとして使用することはできません。 |
サービス アカウント
Team Foundation Server、Team Foundation ビルド、Team Foundation Server Proxy のすべてでサービス アカウントが必要です。これらのサービス アカウントは、インストールされるコンポーネントの ID になります。.既定では、すべてのコンポーネントで、ビルトイン アカウント (ネットワーク サービスなど) がサービス アカウントとして使用されます。このアカウントはコンポーネントのインストール時にユーザー アカウントに変更できますが、使用するユーザー アカウントに、"サービスとしてログオン" のアクセス許可が与えられていることを確認する必要があります。
ヒント |
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ビルトイン アカウントにはパスワードが使用されず、"サービスとしてログオン" のアクセス許可が既に設定されているため、特にドメイン環境で管理が容易になります。 |
Team Foundation Server のサービス アカウント
次の表のサービス アカウントは、Team Foundation Server とそのコンポーネントの ID です。
Team Foundation Server のサービス アカウントは、インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) でも Team Foundation Server のアプリケーション プールの ID として使用されます。
コンポーネント |
ユーザー ログオン名の例 ¹ |
要件 |
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Team Foundation Server |
TFSSERVICE |
ビルトイン アカウントまたはユーザー アカウントを指定できます。ユーザー アカウントを指定する場合は、"サービスとしてログオン" のアクセス許可が必要です。 Team Foundation Server のインストールに使用したユーザー アカウントは、TFSSERVICE のアカウントとして使用しないでください。たとえば、Team Foundation Server のインストール時に domain\user1 としてログインした場合は、domain\user1 を TFSSERVICE のアカウントとして使用しないでください。 レポートを使用している場合は、SQL Server Reporting Services を実行しているサーバーのコンテンツ マネージャー ロールに TFSSERVICE を追加する必要があります。詳細については、「レポート サーバーへの Team Foundation Server のサービス アカウントの追加」を参照してください。 SharePoint サイトと Team Foundation Server が同時にインストールされなかった場合は、SharePoint のサーバー管理サイトの Farm Administrators グループに TFSSERVICE を追加する必要があります。詳細については、「Farm Administrators グループへの Team Foundation Server のサービス アカウントの追加」を参照してください。 既定値 : Network Service |
Team Foundation ビルド |
TFSBUILD |
ビルトイン アカウントまたはユーザー アカウントを指定できます。ユーザー アカウントを使用する場合、"サービスとしてログオン" のアクセス許可が必要です。 |
Team Foundation Server Proxy |
TFSPROXY |
ビルトイン アカウントまたはユーザー アカウントを指定できます。ユーザー アカウントを使用する場合、"サービスとしてログオン" のアクセス許可が必要です。 |
追加のソフトウェアのサービス アカウント
次の表は、SharePoint 製品 および SQL Server に対して Windows サービスを実行するために使用される ID であるサービス アカウントの一覧です。
SharePoint 製品 のサービス アカウントは、SharePoint サーバーの全体管理サイトのアプリケーション プールの ID でもあります。
ソフトウェア |
ユーザー ログオン名の例 ¹ |
要件 |
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SharePoint 製品 |
WSSSERVICE |
ユーザー アカウントを指定する必要があります。 既定値: Team Foundation Server を既定のオプションでインストールした場合は、レポート リーダー アカウントとして指定したアカウントが、このアカウントとしても使用されます。 |
SQL Server |
SQLSERVICE |
SQL Server をインストールする前に、組み込みのシステム アカウントを使用するか、アカウントをセットアップすることができます。Team Foundation Server にはこのアカウントに対する要件はありません。 |
¹ Team Foundation Server で必要なさまざまなアカウントについて効率的に話し合いができるように、このガイドでは、上の表で指定されているプレースホルダー名を使用します。ユーザーが作成するアカウントにこのプレースホルダー名を使用する必要はありません。
参照
概念
Team Foundation Server のインストール
方法: 詳細構成を使用して Team Foundation Server をインストールする
方法: Team Foundation Server ファームを作成する (高可用性)