Team Foundation Server と Visual Studio ALM のインストール
最小限の予備作業で Team Foundation Server をインストールするには、SQL Server Express に含まれている基本構成を使用します。この方法では、インストール ウィザードによってすべてが構成されます。
Team Foundation Server の基本構成を使用すると、バグ、タスク、およびその他の作業項目を追跡できます。ファイルをバージョン コントロールの対象とし、Team Web Access を使用してバグを記録して解決できます。ただし、基本構成でレポート機能または SharePoint を構成することはできません。
ヒント |
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サーバー オペレーティング システムに Team Foundation Server をインストールする場合は、後からいつでもレポート機能または SharePoint を追加できます。最初からレポート機能と SharePoint が必要な場合は、以下に一覧表示されている Team Foundation Server のその他のインストール オプションのいずれかを使用します。 |
Team Foundation Server での作業の開始
オペレーティング システムとハードウェアが、Team Foundation Server の要件を満たしていることを確認します。クライアント オペレーティング システムでは、Windows 7 または Windows 8、32 ビットまたは 64 ビットを使用できます。サーバーでは、64 ビットを使用する必要があります。
詳細については、「Team Foundation Server のシステム要件」を参照してください。
製品 DVD から Team Foundation Sever のインストール (tfs_server.exe) を実行し、基本構成ウィザードを使用してインストールを構成します。
詳細については、「Team Foundation Server インストールの実行」および「基本構成を使用した Team Foundation Server の構成」を参照してください。
ヒント |
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これらの手順に重大な変更がないかどうかを確認するには、Microsoft ダウンロード センターから最新版の『TFS インストール ガイド』(CHM ファイル) をダウンロードしてください。 |
Team Foundation Server の別のインストール方法
Team Foundation Server は多くのさまざまな方法でインストールできますが、すべて同じ製品です。チームの必要性に最も近いシナリオを使用してください。
Team Foundation Server のインストール
1 台のサーバーに Team Foundation Server と必須ソフトウェアをすべてインストールできます。このシナリオでは、必須ソフトウェアを新しくインストールすることに重点を置いていますが、同じコンピューターにすべてのソフトウェアをインストールする場合は、既存のインストールも使用できます。方法: 詳細構成を使用して Team Foundation Server をインストールする
Team Foundation Server と複数のサーバーにわたるすべての必須コンポーネントをインストールでき、既定のオプションをカスタマイズすることも可能です。たとえば、レポート機能は必要でもプロジェクト ポータルは不要な場合もあります。このシナリオでは、必須ソフトウェアに既存のインフラストラクチャを利用する方法、および Team Foundation Server との高価値の統合を実現する他のサーバー製品 (SharePoint Server 2010 など) を組み込む方法を重点的に説明します。Upgrade Team Foundation Server
以前のリリースの Team Foundation Server からのほか、TFS 2012 のベータ版や RC 版からもアップグレードできます。また、TFS 2012 を更新版にアップグレードする際には、アップグレード ガイダンスを利用できます。方法: Team Foundation Server ファームを作成する (高可用性)
配置に冗長性を持たせたり、障害が発生したアプリケーション層サーバーを復元したりするために、Team Foundation Server の既存の配置にアプリケーション層サーバーを追加できます。
次のアプリケーションの 1 つまたは複数を使用して ALM 環境をカスタマイズします。
ALM 環境にビルド サーバーまたはプロキシを追加します。Project Server を統合するか、Team Foundation Server の配置に SharePoint 製品のインストールを追加します。
Team Foundation ビルド サービスのインストール
Team Foundation ビルド サービスでは、コードを自動的にビルドして共有できます。方法: リモート サイトでバージョン管理ファイルをキャッシュする
Team Foundation Server Proxy をインストールすると、帯域幅を節約できる場合があります。これは、リモートの場所で作業する開発者が同じファイルを繰り返しダウンロードしなくてもすむように、バージョン コントロール ファイルをキャッシュします。方法: Project Server を Team Foundation Server に追加する
チームに Project Server を使用するメンバーがいると、Project Server 用の Team Foundation Server 拡張機能を使用して Project Server を Team Foundation Server と統合できます。方法: Team Foundation Server 用のリモート SharePoint 製品をインストールする
Team Foundation Server と同じコンピューターでポータルを実行しない場合は、SharePoint 製品用の Team Foundation Server 拡張機能を使用して SharePoint 製品を Team Foundation Server に追加できます。このバージョンの製品から新たに、このアプリケーションを使用して SharePoint Foundation 2010 をインストールしたり、SharePoint を既にインストールしてある Team Foundation Server の配置に追加したりすることができます。