LoadState の構文
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このトピックでは、LoadState コマンドの構文とオプションについて説明します。
このトピックの内容
開始する前に
構文
記憶域オプション
移行規則オプション
監視オプション
ユーザー オプション
互換性のないコマンド ライン オプション
開始する前に
LoadState コマンドを実行する前に、次の点に注意してください。
すべてのオペレーティング システム設定を確実に移行するには、管理者資格情報を持つアカウントから管理者モードで LoadState コマンドを実行することをお勧めします。
LoadState コマンドを実行するためのソフトウェア要件について詳しくは、「USMT の要件 」をご覧ください。
LoadState コマンドの実行後にログオフする必要があります。一部の設定 (フォント、壁紙、スクリーンセーバーの設定など) は、次回ユーザーがログインするまで反映されません。
特に指定のない限り、各オプションは、コマンド ラインでツールを実行するときに 1 回だけ使うことができます。
LoadState は、ドメインのプロファイルを適用するためのドメイン コントローラー アクセスを必要としません。この機能は、追加の構成なしに利用できます。ScanState を使ってユーザー プロファイルが収集された場合、移行元コンピューターにドメイン コントローラー アクセスは不要です。ただし、移行先コンピューターがドメインに参加するまで、ドメイン プロファイルにアクセスできません。
「互換性のないコマンド ライン オプション」の表には、同時に使うことのできるオプションと、互換性のないコマンド ライン オプションを示します。
構文
ここでは、LoadState コマンドで利用できる構文とコマンド ライン オプションについて説明します。オプションを指定するときの順序は自由です。オプションにパラメーターが含まれる場合は、コロンまたはスペースを区切り記号として指定できます。
LoadState コマンドの構文:
loadstate ストアのパス [/i:[パス \]ファイル名 ] [/v:詳細レベル ] [/nocompress] [/decrypt /key:キー文字列 |/keyfile:[パス\]ファイル名 ] [/l:[パス \]ファイル名 ] [/progress:[Path \]ファイル名 ] [/r:再試行回数 ] [/w:待機時間 (秒) ] [/c] [/all] [/ui:[ドメイン名 |コンピューター名 \]ユーザー名 ] [/ue:[[ドメイン名 |コンピューター名 \]ユーザー名 ] [/uel:日数 |YYYY/MM/DD |0] [/md:前のドメイン :新しいドメイン ] [/mu:前のドメイン \前のユーザー名 :[新しいドメイン \]新しいユーザー名 ] [/lac:[パスワード ]] [/lae] [/config:[パス \]ファイル名 ] [/?|help]
たとえば、ストアの暗号化を解除し、Windows Vista または Windows 7 を実行しているコンピューターにファイルと設定を移行するには、コマンド ラインで次のように入力します。
loadstate \\server\share\migration\mystore /i:migapp.xml /i:migdocs.xml /v:13 /decrypt /key:"mykey"
記憶域オプション
USMT には、移行データの保存方法と保存場所を指定するための次のオプションがあります。
ストアのパス
ファイルと設定のデータが保存されるフォルダーを指定します。LoadState コマンドを使うときは、ストアのパス を指定する必要があります。複数のストアのパス を指定することはできません。
/decrypt /key :キー文字列
または
/decrypt /key :"キー文字列 "
または
/decrypt /keyfile :[Path\ ]ファイル名
指定されたキーでストアの暗号化を解除します。このオプションを指定する場合、次のいずれかの方法で暗号化キーを指定する必要があります。
/key: キー文字列 では暗号化キーを指定します。キー文字列 にスペースが含まれる場合は、引数を引用符で囲む必要があります。
/keyfile: ファイルのパスと名前 では、暗号化キーを含むテキスト (.txt) ファイルを指定します。
キー文字列 は 256 文字未満にする必要があります。
/key オプションと /keyfile オプションを同じコマンド ラインで使うことはできません。
/decrypt オプションと /nocompress オプションを同じコマンド ラインで使うことはできません。
> [!IMPORTANT]
> LoadState コマンド ライン スクリプトにアクセスできるユーザーは、暗号化キーにもアクセスできるため、このオプションを使うときは十分注意してください。
>
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore /decrypt /key:mykey
/decrypt: "暗号化強度"
/decrypt オプションは、移行ストアを暗号化する場合に指定する暗号化強度を定義するコマンド ライン パラメーターを受け付けます。サポートされる暗号化アルゴリズムについて詳しくは、「移行ストアの暗号化 」をご覧ください。
/hardlink
ユーザー状態データをハード リンク移行ストアから復元できるようにします。/hardlink オプションで /nocompress パラメーターを指定する必要があります。
/nocompress
ストアが圧縮されないように指定します。このオプションはテスト環境でのみ使ってください。実際の移行時には、圧縮されたストアを使うことをお勧めします。このオプションは、/decrypt オプションと共に使うことはできません。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore /nocompress
移行規則オプション
USMT には、移行対象のファイルを指定するための次のオプションがあります。
コマンド ライン オプション
説明
/i :[パス \]ファイル名
(include)
移行対象の状態を定義した規則が含まれる .xml ファイルを指定します。このオプションを複数回指定して、すべての .xml ファイル (MigApp.xml、MigSys.xml、MigDocs.xml、作成したカスタム .xml ファイル) を含めることができます。パス は相対パスにすることも、完全パスにすることもできます。パス 変数を指定しない場合、ファイル名 を現在のディレクトリに置く必要があります。
指定するファイルについて詳しくは、「よく寄せられる質問 」の「XML ファイル」をご覧ください。
/config: [パス \]ファイル名
LoadState コマンドで使う必要のある Config.xml ファイルを指定します。コマンド ラインでこのオプションを複数回指定することはできません。パス は相対パスにすることも、完全パスにすることもできます。パス 変数を指定しない場合、ファイル名 を現在のディレクトリに置く必要があります。
この例では、Config.xml ファイル、MigDocs.xml ファイル、MigApp.xml ファイルの規則に基づいてファイルと設定を移行します。
loadstate \\server\share\migration\mystore /config:config.xml /i:migdocs.xml /i:migapp.xml /v:5 /l:loadstate.log
/auto:
"スクリプト ファイルのパス"
このオプションを使うと、既定の .xml ファイルの場所を指定して移行を始めることができます。パスが指定されていない場合、USMT は USMT バイナリの存在するディレクトリを使います。/auto オプションには、/i:MigDocs.xml /i:MigApp.xml /v:5 というオプションを使ったときと同じ効果があります。
監視オプション
USMT には、移行中に発生した問題を分析するためのコマンド ライン オプションがいくつか用意されています。
コマンド ライン オプション
説明
/l: [パス \]ファイル名
LoadState ログの場所と名前を指定します。ストアのパス にログ ファイルを格納することはできません。パス は相対パスにすることも、完全パスにすることもできます。パス 変数を指定しない場合、現在のディレクトリにログが作成されます。/v オプションを指定すると、出力の量を調整できます。
共有ネットワーク リソースから LoadState コマンドを実行する場合、このオプションを指定する必要があります。指定しないと、USMT が停止し、"USMT was unable to create the log file(s)" というエラーが表示されます。この問題を解決するには、/l:load.log オプションを使います。
/v:
<詳細レベル>
(Verbosity)
LoadState ログ ファイルで詳しい出力を有効にします。既定値は 0 です。
詳細レベル は次のいずれかのレベルに設定できます。
レベル
説明
0
既定のエラーと警告のみが有効になります。
1
詳しい出力を有効にします。
4
エラーと状態の出力を有効にします。
5
詳しい出力と状態の出力を有効にします。
8
デバッガーへのエラー出力を有効にします。
9
デバッガーへの詳しい出力を有効にします。
12
デバッガーへのエラーと状態の出力を有効にします。
13
詳しい出力、状態の出力、デバッガー出力を有効にします。
</div>
<p>例:</p>
<p>
<code>loadstate \\server\share\migration\mystore /v:5 /i:migdocs.xml /i:migapp.xml</code>
</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="1">
<p>
<strong>/progress:</strong>[<em>パス\</em>]<em>ファイル名</em></p>
</td>
<td colspan="1">
<p>オプションの進行状況ログを作成します。<em>ストアのパス</em>にログ ファイルを格納することはできません。<em>パス</em>は相対パスにすることも、完全パスにすることもできます。<em>パス</em>変数を指定しない場合、<em>ファイル名</em>が現在のディレクトリに作成されます。</p>
<p>例:</p>
<p>
<code>loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore /progress:prog.log /l:scanlog.log</code>
</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td>
<p>
<strong>/c</strong>
</p>
</td>
<td>
<p>このオプションを指定すると、エラーが発生してもそれが重大なエラーでなければ <strong>LoadState</strong> コマンドは実行され続けます。エラーの原因となったファイルや設定は、進行状況ログに記録されます。たとえば、コンピューターに収まらない大きなファイルがある場合、<strong>LoadState</strong> コマンドはエラーをログに記録して、移行処理を続けます。<strong>/c</strong> オプションを付けないと、<strong>LoadState</strong> コマンドは最初のエラーで終了します。Config.xml ファイルの新しい <<strong>ErrorControl</strong>> セクションを使って、ファイルやレジストリの読み取り/書き込みエラーのうち無視しても問題ないものと、移行の失敗の原因となる可能性のあるエラーを指定できます。これにより、<strong>/c</strong> コマンド ライン オプションで、環境のすべての入出力 (I/O) エラーを問題なくスキップできるようになります。さらに、<strong>/genconfig</strong> オプションを使うと、<<strong>ErrorControl</strong>> セクションのサンプルが生成されるようになりました。このサンプルを有効にするには、Config.xml ファイル内でエラー メッセージと目的の動作を指定します。</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="1">
<p>
<strong>/r:</strong>
<em><再試行回数></em>
</p>
</td>
<td colspan="2">
<p>
<strong>(再試行)</strong>
</p>
<p>ユーザー状態をサーバーから移行しているときにエラーが発生した場合の再試行回数を指定します。既定値は 3 回です。このオプションは、ネットワーク接続の信頼性が高くない環境で役立ちます。</p>
<p>ユーザーの状態を復元する場合、<strong>/r</strong> オプションでは、不具合やネットワーク ケーブルが接続されていないなどのネットワーク ハードウェア障害や、仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続の失敗のために失われたデータは回復されません。再試行オプションは、接続に問題はないものの、通信の待ち時間が問題である大規模で混雑したネットワークを対象としています。</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="1">
<p>
<strong>/w:</strong>
<em><再試行までの秒数></em>
</p>
</td>
<td colspan="2">
<p>
<strong>(待機)</strong>
</p>
<p>ネットワーク ファイル操作を再試行するまでの待機時間を秒単位で指定します。既定値は 1 秒です。</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="1">
<p>
<strong>/?</strong> または <strong>/help</strong></p>
</td>
<td colspan="2">
<p>コマンド ラインにヘルプを表示します。</p>
</td>
</tr>
</table>
ユーザー オプション
既定では、すべてのユーザーが移行の対象になります。移行対象に含めるユーザーと移行対象から除外するユーザーを指定する唯一の方法は、次のオプションを使うことです。移行 .xml ファイルや Config.xml ファイルでユーザーを除外することはできまん。詳しくは、「ユーザーを識別する 」をご覧ください。
コマンド ライン オプション
説明
/all
コンピューター上のすべてのユーザーを移行します。
/ue オプションか /uel オプションでアカウントを個別に除外しない限り、USMT はコンピューター上のすべてのユーザー アカウントを移行します。このため、コマンド ラインでこのオプションを指定する必要はありません。ただし、/all オプションを使う場合、/ui オプション、/ue オプション、/uel オプションを一緒に使うことはできません。
/ui:
ドメイン名 \ユーザー名
または
/ui: "ドメイン名 \ユーザー名 "
または
/ui:
コンピューター名 \ローカル ユーザー名
(対象にするユーザー)
指定されたユーザーを移行します。既定では、すべてのユーザーが移行の対象になります。したがって、このオプションは、/ue オプションと一緒に使う場合にのみ役立ちます。複数の /ui オプションを指定することはできますが、/ui オプションを /all オプションと一緒に使うことはできません。ドメイン名 とユーザー名 には、アスタリスク (*) のワイルドカード文字を含めることができます。スペースを含むユーザー名を指定する場合は、引用符で囲む必要があります。
例:
Corporate ドメインの User2 のみを対象に含めるには、次のように入力します。/ue:*\* /ui:corporate\user2
メモ /ui オプションでユーザーを対象として指定すると同時に、/ue オプションまたは /uel オプションでそのユーザーを除外した場合、そのユーザーは移行の対象になります。
他の例については、この表の /uel オプション、/ue オプション、/ui オプションの説明をご覧ください。
/uel :<日数>
または
/uel :<YYYY/MM/DD>
または
/uel :0
(最後のログオンに基づいてユーザーを除外)
移行元コンピューターの Ntuser.dat ファイルの最終変更日時 の日付に基づいて、指定された期間に移行元コンピューターにログオンしたユーザーだけを移行します。/uel オプションは、対象に含めるための規則として機能します。たとえば、/uel:30 オプションは、ScanState コマンドが実行された日から 30 日以内にログオンしたユーザーか、ユーザー アカウントが変更されたユーザーを移行します。
日数を指定することも、日付を指定することもできます。このオプションを /all オプションと一緒に使うことはできません。USMT はローカル コンピューターから最後のログオン情報を取得するため、このオプションを実行するときに、コンピューターをネットワークに接続する必要はありません。さらに、ドメイン ユーザーが別のコンピューターにログオンしている場合、そのログオン インスタンスは USMT で認識されません。
メモ /uel オプションは、オフライン移行では使えません。
例:
/uel:0
は、ScanState コマンドが実行されたときに移行元コンピューターにログオンしていたアカウントを移行します。
/uel:90
は、過去 90 日以内にログオンしたか、アカウントが変更されたユーザーを移行します。
/uel:1
は、過去 24 時間以内にアカウントが変更されたユーザーを移行します。
/uel:2002/1/15
は、2002 年 1 月 15 日以降にログオンしたことがあるか、アカウントが変更されたユーザーを移行します。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore /uel:0
/ue :ドメイン名 \ユーザー名
または
/ue :"ドメイン名 \ユーザー名 "
または
/ue :コンピューター名 \ローカル ユーザー名
(ユーザーを除外)
指定されたユーザーを移行対象から除外します。複数の /ue オプションを指定することはできますが、/ue オプションを /all オプションと一緒に使うことはできません。ドメイン名 とユーザー名 には、アスタリスク (*) のワイルドカード文字を含めることができます。スペースを含むユーザー名を指定する場合は、引用符で囲む必要があります。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore /ue:contoso\user1
他の例については、この表の /uel オプション、/ue オプション、/ui オプションの説明をご覧ください。
/md:
前のドメイン :新しいドメイン
または
/md:
ローカル コンピューター名:新しいドメイン
(ドメインの移動)
ユーザーの新しいドメインを指定します。コンピューター上のユーザーのドメインを変更するか、ローカル ユーザーをドメイン アカウントに移行するには、このオプションを使います。前のドメイン には、アスタリスク (*) のワイルドカード文字を含めることができます。
このオプションは複数回指定できます。複数のドメインのユーザーを 1 つのドメインに統合する場合、複数の /md オプションを指定できます。たとえば、/md:corporate:fabrikam
と /md:farnorth:fabrikam
を指定して、Corporate ドメインと FarNorth ドメインのユーザーを Fabrikam ドメインに統合できます。
2 つの /md コマンド間に競合がある場合は、最初に指定した規則が適用されます。たとえば、/md:corporate:fabrikam
コマンドと /md:corporate:farnorth
コマンドを指定した場合、Corporate ユーザーが Fabrikam ドメインにマッピングされます。
メモ
移行元コンピューターに存在しない前のドメイン を指定した場合、エラーや警告も表示されず、LoadState コマンドは正常に完了したように見えます。ただし、この場合、ユーザーは新しいドメイン に移されず、元のドメインに残ります。たとえば、"contoso" の綴りを誤って入力し、"/md:contso:fabrikam" と指定した場合、ユーザーは移行先コンピューター上の contoso に残ります。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore
/progress:prog.log /l:load.log /md:contoso:fabrikam
/mu:
前のドメイン \前のユーザー名 :[新しいドメイン \]新しいユーザー名
または
/mu:
前のローカル ユーザー名 :新しいドメイン \新しいユーザー名
指定したユーザーの新しいユーザー名を指定します。ストアに複数のユーザーが含まれる場合、複数の /mu オプションを指定できます。このオプションでは、ワイルドカード文字を使うことはできません。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore
/progress:prog.log /l:load.log /mu:contoso\user1:fabrikam\user1
/lac: [パスワード ]
(ローカル アカウントの作成)
ユーザー アカウントがローカル (ドメイン以外の) アカウントであり、移行先コンピューターに存在しない場合に、USMT で移行先コンピューターにアカウントを作成し、そのアカウントが無効になるように指定します。このアカウントを有効にするには、/lae オプションも使う必要があります。
/lac オプションを指定しない場合、移行先コンピューターにまだ存在しないローカル ユーザー アカウントは移行されません。
パスワード は新しく作成したアカウントのパスワードです。既定では空白のパスワードが使われます。
注意 パスワード 変数はテキスト形式であり、LoadState コマンドを実行しているコンピューターにアクセスできるユーザーならだれでも取得できるため、使う際には注意が必要です。
また、コンピューターに複数のユーザーがいる場合、移行されるすべてのユーザーのパスワードが同じになります。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore
詳しくは、「ユーザー アカウントの移行 」をご覧ください。
/lae
(ローカル アカウントの有効化)
/lac オプションで作成されたアカウントを有効にします。このオプションは、/lac オプションと一緒に指定する必要があります。
例:
loadstate /i:migapp.xml /i:migdocs.xml \\server\share\migration\mystore
/progress:prog.log /l:load.log /lac:password /lae
詳しくは、「ユーザー アカウントの移行 」をご覧ください。
/ui オプションと /ue オプションの例
次の例は、/ui オプションと /ue オプションの両方に当てはまります。/ue オプションを /ui オプションに置き換えると、指定したユーザーを除外するのではなく、対象に含めることができます。
Corporate ドメインの User One という名前のユーザーを除外します。
/ue:"corporate\user one"
Corporate ドメインの User1 という名前のユーザーを除外します。
/ue:corporate\user1
User1 という名前のローカル ユーザーを除外します。
/ue:%computername%\user1
すべてのドメイン ユーザーを除外します。
/ue:Domain\*
すべてのローカル ユーザーを除外します。
/ue:%computername%\*
すべてのドメインの User1、User2 などの連続した名前のユーザーを除外します。
/ue:*\user*
オプションの併用
/uel オプション、/ue オプション、/ui オプションを一緒に使って、目的のユーザーだけを移行できます。
/ui オプションは /ue オプションと /uel オプションよりも優先されます。 /ui オプションで対象として指定されていると同時に、/ue オプションか /uel オプションで除外されているユーザーは、移行の対象になります。たとえば /ui:contoso\* /ue:contoso\user1
を指定した場合、/ui オプションは /ue オプションよりも優先されるため、User1 は移行されます。
/uel オプションは /ue オプションよりも優先されます。 /uel オプションで設定された指定期間内にユーザーがログオンしていた場合、そのユーザーのプロファイルは、/ue オプションで除外されていても移行されます。たとえば、/ue:contoso\user1 /uel:14
を指定すると、User1 が過去 14 日以内にコンピューターにログオンしていた場合、User1 は移行されます。
Fabrikam ドメインから User2 のみを対象とし、その他すべてのユーザーを除外します。
/ue:*\* /ui:fabrikam\user2
User1 という名前のローカル ユーザーのみを対象とし、その他すべてのユーザーを除外します。
/ue:*\* /ui:user1
Contoso\User1 を除く、Contoso のドメイン ユーザーのみを対象にします。
この動作は、1 つのコマンドだけでは完了できません。このユーザーのセットを移行するには、次のように指定する必要があります。
ScanState コマンド ライン ツールを使って、次のように入力します: /ue:*\* /ui:contoso\*
LoadState コマンド ライン ツールを使って、次のように入力します: /ue:contoso\user1
ローカル (ドメイン以外の) ユーザーのみを対象にします。
/ue:*\* /ui:%computername%\*
互換性のないコマンド ライン オプション
次の表に、LoadState コマンドと互換性のないコマンド ライン オプションを示します。この表で特定の組み合わせのエントリが空白の場合、それらのオプションには互換性があり、一緒に使うことができます。X 記号は、それらのオプションに互換性がないことを示します。たとえば、/nocompress オプションと /encrypt オプションを一緒に使うことはできません。
/i
/v
/nocompress
なし
X
/key
X
X
/decrypt
必須*
X
X
/keyfile
なし
X
/l
/progress
X
/r
X
/w
X
/c
X
/p
X
なし
/all
X
/ui
X
X
/ue
X
X
/uel
X
X
/genconfig
なし
/config
X
ストアのパス
/md
/mu
/lae
/lac
注意
/encrypt オプションは、/key オプションまたは /keyfile オプションと一緒に指定する必要があります。
関連項目
他のリソース
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