| (ビット演算包含的 OR) (SSIS 式)

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

2 つの整数値の OR 演算をビット単位で実行します。 最初のオペランドの各ビットを 2 番目のオペランドの対応するビットと比較します。 どちらかのビットが 1 の場合、対応する結果のビットは 1 に設定されます。 それ以外の場合、対応する結果ビットはゼロ (0) に設定されます。

どちらの条件も符号付き整数データ型か、または、どちらの条件も符号なし整数データ型である必要があります。

構文

  
integer_expression1 | integer_expression2  
  

引数

integer_expression1 ,integer_ expression2
符号付きまたは符号なし整数データ型の任意の有効な式です。 詳細については、「 Integration Services Data Types」を参照してください。

戻り値の型

2 つの引数のデータ型によって決まります。 詳しくは、「 式における Integration Services データ型」をご覧ください。

注釈

条件のいずれかが NULL の場合、式の結果は NULL になります。

式の例

この例では、変数 NumberANumberB間で包含的 OR 演算をビット単位で実行します。 NumberA には 3 (00000011) が、 NumberB には 9 (00001001) が含まれます。

@NumberA | @NumberB  

式は 11 (00001011) に評価されます。

00000011

00001001

-----------

00001011

この例では、 ReorderPoint 列と SafetyStockLevel 列の間でビット演算子包含的 OR を実行します。

ReorderPoint | SafetyStockLevel  

ReorderPoint が 10 で SafetyStockLevel が 8 の場合、式は 10 (00001010) に評価されます。

00001010

00001000

-----------

00001010

この例では、2 つの整数間の包含的 OR 演算をビット単位で実行します。

3 | 5   

式は 7 (00001011) に評価されます。

00000011

00000101

-----------

00000111

関連項目

|| (論理 OR) (SSIS 式)
^ (ビット演算排他的 OR) (SSIS 式)
演算子の優先順位と結合規則
演算子 (SSIS 式)