+ (連結) (SSIS 式)
適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime
2 つの式を連結して 1 つの式にします。
構文
character_expression1 + character_expression2
引数
expression1、expression2
データ型が DT_STR、DT_WSTR、DT_TEXT、DT_NTEXT、または DT_IMAGE である、任意の有効な式です。
戻り値の型
DT_WSTR
解説
この式では、DT_STR データ型および DT_WSTR データ型のいずれか一方、または両方を使用できます。
DT_STR データ型と DT_WSTR データ型を連結すると、DT_WSTR データ型の結果が返されます。 文字列の長さは、元の文字列の長さを文字数で表した値の合計です。
文字列データ型 DT_STR および DT_WSTR、または Binary Large Object Block (BLOB) データ型 DT_TEXT、DT_NTEXT、および DT_IMAGE のデータのみが連結できます。 その他のデータ型は、これらのデータ型のいずれかに明示的に変換してから連結する必要があります。 データ型間の有効なキャストについて詳しくは、「Cast (SSIS 式)」をご覧ください。
両方の式のデータ型は同じであるか、または一方の式をもう一方の式のデータ型に暗黙的に変換できる必要があります。 たとえば、文字列 "Order date is" と列 OrderDate を連結する場合、 OrderDate の値は暗黙的に文字列データ型に変換されます。 2 つの数値を連結するには、両方の数値を文字列データ型に明示的にキャストする必要があります。
BLOB データ型を連結する場合、DT_TEXT、DT_NTEXT、または DT_IMAGE のいずれか 1 つのみを連結できます。
要素のいずれかが NULL の場合、結果は NULL になります。
文字列リテラルは引用符で囲まれている必要があります。
式の例
この例では、 FirstName 列と LastName 列の値を連結し、値の間にスペースを挿入します。
FirstName + ' ' + LastName
この例では、変数 ZIPCode と変数 ZIPCode+4を連結します。 どちらの変数も文字列データ型です。 ZIPCode+4 は、変数名にプラス記号 (+) が含まれているため、角かっこで囲む必要があります。
@ZIPCcode + "-" + @[ZipCode+4]