Power Pages のセキュリティ機能
Power Pages サイトのすべての訪問者は 1 つ以上の Web ロールに関連付けられています。 これらのロールは、ページおよびテーブルのアクセス許可と共に、サイト ページおよびデータに対するユーザーのアクセス制限を定義します。
メモ
匿名ユーザーは、匿名ユーザー ロールとしてマークされる単一の Web ロールにのみ関連付けることができます。 認証されたユーザーは、認証されたユーザー ロールとしてマークされるロールと他の Web ロールに数の制限なく自動的に割り当てられます。
ページのアクセス許可
ページのアクセス許可を使用して、個々のサイト ページおよびファイルへのユーザー アクセスを制御できます。 ページ設定を調整して、パブリック アクセス用に匿名でコンテンツを使用したり、特定のロールを持つユーザーへのページ アクセスを制限することができます。
個々のページの横にある省略記号を使用して、ページ ワークスペースからページの設定ダイアログにアクセスできます。 そして、アクセス許可タブを使用して、1 つ以上の Web ロールへのページ アクセスを制限できます。 アクセス制限のあるページには、ページ階層内に南京錠のアイコンが表示されます。
メモ
匿名ユーザー ロールへのページ アクセスを制限することはできません。 代わりに、だれでもこのページを表示できますオプションを使用します。
既定では、アクセス制限のあるページはサイトのナビゲーションで非表示になります。 匿名ユーザーが直接リンクを使用して保護されたページにアクセス使用とすると、サインイン ページにリダイレクトされます。 ユーザーがサインインしているものの、そのロールがページへのアクセスを付与しない場合は、代わりにアクセスが拒否されましたページにリダイレクトされます。
ページの読み取り制限は、子ページにも自動的に適用されます。 詳細な制御が必要な場合は、ポータル管理アプリを使用できます。 詳細については、ポータル管理アプリを使用してページ アクセス許可を管理するを参照してください。
テーブルのアクセス許可
ページ アクセス許可を使用して個々のページへのアクセスを制御できます。 詳細な制御を行うには、リスト、フォーム、Liquid、および Web API を使用して構築されたページ コンポーネントのセキュリティ保護も必要です。 これらの個々の機能をセキュリティで保護するために、Dataverse の行に対するさまざまなレベルのアクセスと特権を許可するテーブルのアクセス許可を構成できます。 ユーザーに適切なアクセス権を付与するために、テーブルのアクセス許可が Web ロールに関連付けられます。
重要
既定では、割り当てられた Web ロール に関係なく、サイト ユーザーは Dataverse データへのアクセスが拒否されます。 テーブル行へのアクセス許可は、アクセス方法に関係なく、常に明示的に付与する必要があります。
Power Pages デザイン スタジオでテーブルのアクセス許可ページにアクセスするには、設定ワークスペースを選択してから、テーブルのアクセス許可を選択します。
個々のテーブルのアクセス許可の行を選ぶことにより、新規パネルが表示されます。このパネルで、テーブルのアクセス許可の作成および管理、Web ロールの割り当てができます。
テーブルのアクセス許可の詳細については、Power Pages でテーブルのアクセス許可を構成するスクリーンショットを参照してください。