ページ レイアウトと書式設定
Power BI Desktop を使うと、サイズや向きなど、レポート ページのレイアウトおよび書式設定を制御することができます。
ビデオ:レポートの書式設定
[表示] タブの [ページ ビュー] メニューを使用して、レポート ページの拡大縮小方法を変更することができます。 使用可能なオプションには、[ページに合わせて表示] (既定値)、[ページの幅に合わせて表示]、および [実際のサイズ] があります。
ページ サイズを変更することもできます。 既定では、レポートのページ サイズは 16:9 に設定されています。 ページ サイズを変更するには、ビジュアルが選択されていないことを確認し、[視覚化] ウィンドウでペイントブラシ アイコンを選択します。次に、[ページ サイズ] を選択してそのセクションを展開します。
ページ サイズのオプションには、[4:3] (正方形に近い縦横比) と [動的] (使用可能な領域に合わせてページが拡大) があります。 標準的なレター サイズ オプションもレポートに使用できます。 ページ サイズを変更すると、キャンバスに完全に表示されるようにビジュアルのサイズ変更が必要になる場合があります。
カスタムのページ サイズを指定 (インチまたはピクセル単位でサイズを指定) でき、レポート全体の背景色を変更することもできます。
別のオプションとして Cortana を選択でき、Cortana を使用する検索の結果にレポートを使用できるように、レポートのサイズが設定されます。
静的要素を追加する
データバインドされたビジュアルと共に、テキスト ボックス、画像、図形などの静的な要素を追加して、レポートのビジュアル デザインを向上させることもできます。 ビジュアル要素を追加するには、[ホーム] タブの [テキスト ボックス]、[画像]、または [図形] を選択します。
ビデオ:ビジュアル要素の追加
"テキスト ボックス" には、サイズの大きいタイトル、キャプション、または短い段落を表示でき、リンクと URL を含めることもできます。
[画像] を選択すると、ファイル ブラウザーが開かれ、ご利用のコンピューターまたはその他のネットワーク化されたソースから画像を選択できます。 既定では、レポート内の画像のサイズを変更する場合、その縦横比は維持されます。
四角形や矢印など、5 種類の図形を挿入できます。 図形は、色付きの枠線を設定して不透明または透明にすることができます。 後者は、視覚エフェクトのグループの周囲に枠線を作成する場合に便利です。
要素の重複を管理する
レポート上に複数の要素がある場合、Power BI では要素の互いの重なりを管理できます。 このレイヤーの順序は、"z オーダー" と呼ばれます。
ビデオ:要素の z オーダーを管理する
レポート内の要素の z オーダーを管理するには、要素を選択し、[書式] タブの [前面へ移動] ボタンと [背面に移動] ボタンを使用します。
レポート レイアウトを再利用する
レポートの個々のページは、複数の視覚エフェクトが特定の方法で作用し合い、書式が詳細に設定されているために、複雑になることがあります。 場合によっては、レポートを作成するときに、2 つの異なるページに同じビジュアルとレイアウトを使用することもあります。 たとえば、総売上に関するレポート ページをまとめたすぐ後で、純利益に関してほぼ同じページが必要になる場合があります。
すべての作業を再現するとなると面倒ですが、Power BI Desktop では、レポート ページを複製することができます。
コピーするタブを右クリックしてから、[ページの複製] を選択します。
詳細については、チュートリアル:Power BI カスタム ビジュアルへの書式設定オプションの追加に関する記事をご覧ください。