IDebugBinder3
重要
Visual Studio 2015 では、この方法での式エバリュエーターの実装は非推奨です。 CLR 式エバリュエーターの実装については、CLR 式エバリュエーターおよびマネージド式エバリュエーターのサンプルに関する記事をご覧ください。
このインターフェイスでは、型、エイリアス、カスタム ビジュアライザー サービスへのアクセスが提供されます。
構文
IDebugBinder3 : IDebugBinder
実装側の注意
デバッグ エンジンでは、このインターフェイスを実装して、エイリアス、カスタム ビジュアライザー サービス、およびオブジェクトの型情報へのアクセスをサポートします。
呼び出し元に関する注意事項
IDebugBinder インターフェイスでは、QueryInterface を使用してこのインターフェイスを取得します。
Vtable 順序のメソッド
このインターフェイスでは、IDebugBinder インターフェイスによって提供されるメソッドに加えて、次のものが実装されます。
メソッド | 説明 |
---|---|
GetMemoryObject | このオブジェクトのバインド先のメモリを表すメモリ オブジェクトを取得します。 |
GetExceptionObjectAndType | このオブジェクトに関連付けられている例外 (存在する場合) を取得します。 |
FindAlias | 名前を指定してエイリアスを取得します。 |
GetAllAliases | このオブジェクトのすべてのエイリアスの配列を取得します。 |
GetTypeArgumentCount | このオブジェクトに関連付けられている引数の型の数を取得します。 |
GetTypeArguments | このオブジェクトに関連付けられている引数の型のリストを取得します。 |
GetEEService | ビジュアライザー サービスへのインターフェイスを取得します。 |
GetMemoryContext64 | オブジェクトの場所または 64 ビットのメモリ アドレスをメモリ コンテキストに変換します。 |
要件
ヘッダー: ee.h
名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll