IWDFIoRequest::GetFileObject メソッド (wudfddi.h)
[警告: UMDF 2 は UMDF の最新バージョンであり、UMDF 1 よりも優先されます。 すべての新しい UMDF ドライバーは、UMDF 2 を使用して記述する必要があります。 UMDF 1 には新機能が追加されておらず、新しいバージョンのWindows 10では UMDF 1 のサポートが制限されています。 ユニバーサル Windows ドライバーでは、UMDF 2 を使用する必要があります。 詳細については、「UMDF を使用したはじめに」を参照してください。
GetFileObject メソッドは、I/O 要求に関連付けられている IWDFFile インターフェイスへのポインターを取得します。
構文
void GetFileObject(
[out] IWDFFile **ppFileObject
);
パラメーター
[out] ppFileObject
ファイル オブジェクトの IWDFFile インターフェイスへのポインターを受け取るバッファーへのポインター。 NULL を返すのが有効であることに注意してください。
戻り値
なし
解説
ドライバーが GetFileObject を呼び出すと、フレームワークはインターフェイスの参照カウントをインクリメントします。 ドライバーは、インターフェイス ポインターが終了したときに参照を解放する役割を担います。 これを行うには、オブジェクトがコンテキストから外れたときに参照カウントを自動的にデクリメントするスマート ポインターを使用するか、インターフェイスで終了したら Release を 呼び出します。
例
次のコード例は、WDK の WpdMultiTransportDriver サンプルから取得したものです。 この例では、 IWDFFile インターフェイスへのスマート ポインターを宣言し、 GetFileObject を呼び出してから、ファイル オブジェクトで RetrieveContext を呼び出します。
CComPtr<IWDFFile> pFileObject;
...
// Get the Context map for this client
pRequest->GetFileObject(&pFileObject);
if (pFileObject != NULL)
{
hr = pFileObject->RetrieveContext((void**)&pClientContextMap);
CHECK_HR(hr, "Failed to get Contextmap from WDF File Object");
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポート終了 | UMDF 2.0 以降では使用できません。 |
対象プラットフォーム | デスクトップ |
最小 UMDF バージョン | 1.5 |
Header | wudfddi.h (Wudfddi.h を含む) |
[DLL] | WUDFx.dll |