.logopen (ログ ファイルを開く)

.logopen コマンドは、Debugger Command window から新しいログ ファイルにイベントとコマンドのコピーを送信します。

.logopen [Options] [FileName] 
.logopen /d

パラメーター

Options は次のいずれかのオプションです。

/t
現在の日付と時刻を含むプロセス ID をログ ファイル名に追加します。 このデータは、ファイル名の後、ファイル名拡張子の前に挿入されます。

/u
ログ ファイルを Unicode 形式で書き込みます。 このオプションを省略すると、デバッガーはログ ファイルを ASCII (ANSI) 形式で書き込みます。

FileName
ログファイルの名前を指定します。 完全なパスまたはファイル名のみを指定できます。 ファイル名にスペースが含まれる場合は、FileName を引用符で囲みます。 パスを指定しない場合、デバッガーにより現在のディレクトリが使用されます。 FileName を省略すると、デバッガーはファイルの名前を Dbgeng.log にします。

/d
ターゲット プロセスまたはターゲット コンピューターの名前とターゲットの状態に基づいて、ファイル名を自動的に選択します。 ファイルには常に .log ファイル名拡張子が付きます。

Environment

項目 説明
モード ユーザー モード、カーネル モード
対象 ライブ、クラッシュ ダンプ
プラットフォーム すべて

備考

.logopen コマンドを実行するときに既にログ ファイルを開いていると、デバッガーはそれを閉じます。 既に存在するファイル名を指定すると、ファイルの内容は上書きされます。

.logopen /t コマンドは、ログ ファイル名にプロセス ID、日付、時刻を追加します。 次の例では、16 進数のプロセス ID は 0x02BC、日付は 2005 年 2 月 28 日、時刻は 9:05:50.935 です。

0:000> .logopen /t c:\logs\mylogfile.txt
Opened log file 'c:\logs\mylogfile_02BC_2005-02-28_09-05-50-935.txt'