NDIS 6.30 ドライバーのコンパイル
Windows Driver Kit (WDK) のWindows 8リリースでは、ドライバー開発環境が Visual Studio に統合されています。 ドライバーのコーディング、ビルド、テスト、デバッグ、展開、リリースに必要なツールのほとんどは、Visual Studio ユーザー インターフェイスで使用できます。 これは、WDK の以前のリリースでドライバーのライフ サイクルのさまざまなステージがスタンドアロン ツールを使用して個別のタスクとして実行されていた状態からの脱却です。
WDK for Windows 8 では、ヘッダーのバージョン管理がサポートされています。 ヘッダーのバージョン管理により、NDIS 6.30 ドライバーは、コンパイル時に適切な NDIS 6.30 データ構造を使用します。 ドライバーの Visual Studio プロジェクトに、次のコンパイラ設定を追加します。
ミニポート ドライバーの場合は、NDIS630_MINIPORT=1 を追加します。
フィルターまたはプロトコル ドライバーの場合は、NDIS630=1 を追加します。
WDK の Windows 8 リリースでドライバーをビルドする方法については、「ドライバーのビルド」を参照してください。
ドライバーのビルド ファイルを Visual Studio プロジェクトに変換する方法については、「既存のソース ファイルからドライバーを作成する」を参照してください。