KS のメソッド
メソッド セットは、カーネル ストリーミング クライアントが KS オブジェクトで呼び出すことができる関連アクションのグループです。 たとえば、アロケーター オブジェクトは、メモリを割り当てて割り当てを解除するメソッドを含むメソッド セットを提供できます。
ミニドライバーは、サポートされている各メソッド セットに対して KSMETHOD_SET 構造体を提供します。 さらに、KSMETHOD_ITEM 構造体には、単一のメソッドを記述する KSMETHOD_ITEM 構造体の配列が含まれます。 ミニドライバーは、KSMETHOD_ITEM 構造体の MethodHandler および SupportHandler メンバーのドライバー提供の KStrMethodHandler および KStrSupportHandler 処理ルーチンへのポインターを提供します。
クライアントは、KsSynchronousDeviceControl を呼び出して同期メソッド要求を行うか、IOCTL_KS_METHOD を使用して DeviceIoControl (Microsoft Windows SDK ドキュメントで説明) を呼び出して非同期要求を行います。
ドライバーは、上記の呼び出しの InBuffer パラメーターに KSMETHOD 構造体を指定することによって、特定のメソッドを要求します。
AVStream フィルターとピンは、KSFILTER_DESCRIPTOR 構造体または KSPIN_DESCRIPTOR_EX 構造体のいずれかの AutomationTable メンバーに KSAUTOMATION_TABLE 構造体を提供することによってサポートされるメソッドを記述します。 詳細については、「オートメーション テーブルの定義」を参照してください。