REINSTALL プロパティ

REINSTALL プロパティの値は、再インストールするコンマで区切られた機能の一覧です。 一覧表示される機能は、Feature テーブルの Feature 列に存在している必要があります。 すべての機能を再インストールするには、コマンド ラインで REINSTALL=ALL を使用します。

解説

機能名は大文字と小文字が区別されることに注意してください。

REINSTALL プロパティが設定されている場合は、実行する再インストールの種類を示すために、REINSTALLMODE プロパティも設定する必要があります。 REINSTALLMODE プロパティが設定されていない場合、既定では、現在インストールされているすべてのファイルが再インストールされます。現在インストールされているファイルのバージョンが低い (または存在しない) 場合、 既定では、レジストリ エントリは書き換えられません。

REINSTALL が ALL に設定されている場合でも、以前にインストール済みの機能のみが再インストールされることに注意してください。 したがって、まだインストールされていない製品に対して REINSTALL を設定すると、インストール操作はまったく行われません。

インストーラーは常に、次のプロパティを次の順序で評価します。

  1. ADDLOCAL
  2. REMOVE
  3. ADDSOURCE
  4. ADDDEFAULT
  5. REINSTALL
  6. ADVERTISE
  7. COMPADDLOCAL
  8. COMPADDSOURCE
  9. FILEADDLOCAL
  10. FILEADDSOURCE
  11. FILEADDDEFAULT

たとえば、コマンド ラインで ADDLOCAL=ALL, ADDSOURCE = MyFeature と指定すると、最初にすべての機能が "ローカルで実行" に設定され、次に MyFeature が "ソースから実行" に設定されます。 コマンド ラインが ADDSOURCE=ALL, ADDLOCAL=MyFeature である場合は、最初に MyFeature が "ローカルで実行" に設定され、次に ADDSOURCE=ALL が評価されたときに、すべての機能 (MyFeature を含む) が "ソースから実行" にリセットされます。

インストーラーは、中断されたインストールを再開するとき、またはコマンド ラインで上記のプロパティのいずれかが指定されたときに、Preselected プロパティの値を "1" に設定します。

必要条件

要件
バージョン
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003 または Windows XP の Windows インストーラー。 Windows インストーラーのバージョン別に必須となる最小 Windows サービス パックに関する詳細については、Windows インストーラーの実行時の要件に関する記事を参照してください。

関連項目

プロパティ