IWbemEventSink インターフェイス
IWbemEventSink インターフェイスは、制限付きのクエリ セットを使用して、イベント プロバイダーとの通信を開始します。 このインターフェイスは、IWbemObjectSink を拡張して、セキュリティとパフォーマンスを扱う新しいメソッドを提供するものです。 このインターフェイスの使用に関する詳細については、「イベント プロバイダーの作成」と「WMI イベントのセキュリティ保護」を参照してください。
メンバー
IWbemEventSink インターフェイスには、次の種類のメンバーがあります。
メソッド
IWbemEventSink インターフェイスには、次のメソッドがあります。
メソッド | 説明 |
---|---|
GetRestrictedSink | 制限付きイベント クエリを設定するためにコンシューマーによって呼び出されます。 |
IsActive | イベント シンクの状態を確認します。 |
SetBatchingParameters | バッチ処理パラメーターを設定するためにコンシューマーによって呼び出されます。 |
SetSinkSecurity | イベント シンクのセキュリティ記述子を更新するために使用されます。 |
解説
イベント サブスクリプション シンク (IWbemObjectSink または IWbemEventSink) を実装するときは、シンク オブジェクトのメソッド内から WMI を呼び出さないでください。 たとえば、IWbemServices::CancelAsyncCall を呼び出して IWbemEventSink::SetSinkSecurity の実装内からシンクを取り消すと、WMI の状態が妨げられる可能性があります。 イベント サブスクリプションを取り消すには、フラグを設定し、IWbemServices::CancelAsyncCall を別のスレッドまたはオブジェクトから呼び出します。 オブジェクト、列挙型、クエリの取得など、イベント シンクに関連しない実装の場合は、WMI にコールバックできます。
イベント通知を配信する WMI スレッドはシンク オブジェクトの処理が完了するまで他の処理を実行できないため、シンクの実装ではイベント通知を 100 ミリ秒内で処理する必要があります。 通知で大量の処理が必要な場合、シンクは内部キューを別のスレッドで使用して処理を操作することができます。
要件
要件 | 値 |
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サポートされている最小のクライアント |
Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2008 |
Header |
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ライブラリ |
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[DLL] |
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