D3D11_BLEND_DESC構造体 (d3d11.h)
ID3D11Device::CreateBlendState を呼び出してブレンド状態オブジェクトを作成するときに使用するブレンド状態について説明します。
構文
typedef struct D3D11_BLEND_DESC {
BOOL AlphaToCoverageEnable;
BOOL IndependentBlendEnable;
D3D11_RENDER_TARGET_BLEND_DESC RenderTarget[8];
} D3D11_BLEND_DESC;
メンバー
AlphaToCoverageEnable
種類: BOOL
ピクセルをレンダー ターゲットに設定するときに、マルチサンプリング手法としてアルファ対カバレッジを使用するかどうかを指定します。 アルファ対カバレッジの使用の詳細については、「 Alpha-To-Coverage」を参照してください。
IndependentBlendEnable
種類: BOOL
同時レンダー ターゲットで独立ブレンドを有効にするかどうかを指定します。 独立したブレンドを有効にするには 、TRUE に 設定します。 FALSE に設定すると、RenderTarget[0] メンバーのみが使用されます。RenderTarget[1..7] は無視されます。
RenderTarget[8]
種類: D3D11_RENDER_TARGET_BLEND_DESC[8]
レンダー ターゲットのブレンド状態を記述する D3D11_RENDER_TARGET_BLEND_DESC 構造体の配列。これらは、一度に 出力マージャー ステージ にバインドできる 8 つのレンダー ターゲットに対応します。
注釈
ブレンド状態の既定値を次に示します。
状態 | 既定値 |
---|---|
AlphaToCoverageEnable | FALSE |
IndependentBlendEnable | FALSE |
RenderTarget[0]。BlendEnable | FALSE |
RenderTarget[0]。SrcBlend | D3D11_BLEND_ONE |
RenderTarget[0]。DestBlend | D3D11_BLEND_ZERO |
RenderTarget[0]。BlendOp | D3D11_BLEND_OP_ADD |
RenderTarget[0]。SrcBlendAlpha | D3D11_BLEND_ONE |
RenderTarget[0]。DestBlendAlpha | D3D11_BLEND_ZERO |
RenderTarget[0]。BlendOpAlpha | D3D11_BLEND_OP_ADD |
RenderTarget[0]。RenderTargetWriteMask | D3D11_COLOR_WRITE_ENABLE_ALL |
D3D11_BLEND_DESCはD3D10_BLEND_DESC1と同じです。
要件
要件 | 値 |
---|---|
Header | d3d11.h |