ORASADFUNC コールバック関数 (ras.h)
ORASADFunc 関数は、自動ダイアログ用にカスタマイズされたユーザー インターフェイスを提供するために使用されるアプリケーション定義のコールバック関数です。
このプロトタイプは、以前のバージョンの Windows との互換性のために提供されています。 新しいアプリケーションでは、 RASADFunc コールバック関数を使用する必要があります。 このプロトタイプのサポートは、今後のバージョンの RAS で削除される可能性があります。
構文
ORASADFUNC Orasadfunc;
BOOL Orasadfunc(
HWND unnamedParam1,
LPSTR unnamedParam2,
DWORD unnamedParam3,
LPDWORD unnamedParam4
)
{...}
パラメーター
unnamedParam1
unnamedParam2
unnamedParam3
unnamedParam4
戻り値
コールバック関数がダイヤル操作を実行する場合は、 TRUE を返します。 ダイヤル操作の結果を示すには、 lpdwRetCode パラメーターを使用します。
コールバック関数がダイヤル操作を実行しない場合は、 FALSE を返します。 この場合、システムはダイヤルに既定のユーザー インターフェイスを使用します。
注釈
ORASADFunc 関数がダイヤル操作を実行する場合は、ダイヤル用の独自のユーザー インターフェイスを提示し、RasDial 関数を呼び出して実際のダイヤルを実行します。 その後、ORASADFunc は TRUE を返して、ダイヤルを引き継いだことを示します。 ダイヤル操作が完了したら、 lpdwRetCode が指す変数を設定して、成功または失敗を示します。
電話帳エントリに対して ORASADFunc ハンドラーを有効にするには、RasSetEntryProperties 関数の呼び出しで RASENTRY 構造体を使用します。 szAutodialDll メンバーはハンドラーを含む DLL の名前を指定し、szAutodialDll メンバーはハンドラーのエクスポートされた名前を指定します。
ORASADFunc 関数は、ライブラリ定義関数名のプレースホルダーです。 ORASADFUNC 型は、ORASADFunc 関数へのポインターです。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ras.h |