IN_ADDR 構造体 (inaddr.h)

in_addr構造体は、IPv4 アドレスを表します。

メモ IP ヘルパーの IPaddr 型定義は IPv4 アドレスも表し、必要に応じて交換可能な in_addr 構造体にキャストできます。 IP ヘルパーの in_addr 構造は、Windows ソケット in_addr 構造体と同じ構文と使用法を持ち、Windows ソケットで使用 されるin_addr 構造と互換性があります。 Windows ソケットでは、in_addr構造体のIN_ADDR typedef も定義されます。
 

構文

typedef struct in_addr {
  union {
    struct {
      UCHAR s_b1;
      UCHAR s_b2;
      UCHAR s_b3;
      UCHAR s_b4;
    } S_un_b;
    struct {
      USHORT s_w1;
      USHORT s_w2;
    } S_un_w;
    ULONG S_addr;
  } S_un;
} IN_ADDR, *PIN_ADDR, *LPIN_ADDR;

メンバー

S_un

S_un.S_un_b

4 u_charとして書式設定されたホストの IPv4 アドレス。

S_un.S_un_b.s_b1

S_un.S_un_b.s_b2

S_un.S_un_b.s_b3

S_un.S_un_b.s_b4

S_un.S_un_w

2 つの u_shortとして書式設定されたホストの IPv4 アドレス。

S_un.S_un_w.s_w1

S_un.S_un_w.s_w2

S_un.S_addr

u_longとして書式設定されたホストのアドレス。

注釈

IPaddr 型定義は IPv4 アドレスも表し、必要に応じてin_addr構造体にキャストできます。

Windows Vista 以降用にリリースされた Microsoft Windows ソフトウェア開発キット (Windows SDK) (SDK) では、ヘッダー ファイルのorganizationが変更され、in_addr構造は、Ipexport.h ヘッダー ファイルによって自動的に含まれる Inaddr.h ヘッダー ファイルで定義されます。 Windows Server 2003 および Windows XP 用にリリースされたプラットフォーム ソフトウェア開発キット (SDK) では、 in_addr 構造が Ipexport.h ヘッダー ファイルで宣言されています。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
Header inaddr.h (Ipexport.h を含む)

こちらもご覧ください

ARP_SEND_REPLY

AddIPAddress

GetBestInterface

GetRTTAndHopCount

ICMP_ECHO_REPLY

IP_UNIDIRECTIONAL_ADAPTER_ADDRESS

IcmpSendEcho

IcmpSendEcho2

SendARP

in_addr(Winsock)