GetRTTAndHopCount 関数 (iphlpapi.h)

GetRTTAndHopCount 関数は、指定した宛先へのラウンド トリップ時間 (RTT) とホップ数を決定します。

構文

IPHLPAPI_DLL_LINKAGE BOOL GetRTTAndHopCount(
  [in]  IPAddr DestIpAddress,
  [out] PULONG HopCount,
  [in]  ULONG  MaxHops,
  [out] PULONG RTT
);

パラメーター

[in] DestIpAddress

IPAddr 構造体の形式で、RTT とホップ数を決定する宛先の IP アドレス。

[out] HopCount

ULONG 変数へのポインター。 この変数は、 DestIpAddress パラメーターで指定された宛先へのホップ数を受け取ります。

[in] MaxHops

宛先を検索するホップの最大数。 宛先へのホップ数がこの数を超えた場合、関数は検索を終了し、 FALSE を返します

[out] RTT

DestIpAddress で指定された宛先へのラウンドトリップ時間 (ミリ秒単位)。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります

関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になりますGetLastError を呼び出して、エラーのエラー コードを取得します。

解説

IPAddr データ型の詳細については、「Windows データ型」を参照してください。 ドット付き 10 進数表記と IPAddr 形式の間で IP アドレスを変換するには、 inet_addr 関数と inet_ntoa 関数を使用します。

次の例では、ラウンド トリップ時間とホップ数を取得し、宛先 IP アドレス 127.0.0.1 に出力します。

UINT ip = inet_addr("127.0.0.1");
ULONG hopCount = 0;
ULONG RTT = 0;

if(GetRTTAndHopCount(ip, &hopCount, 30, &RTT) == TRUE) {
  printf("Hops: %ld\n", hopCount);
  printf("RTT: %ld\n", RTT);
}
else {
  printf("Error: %ld\n", GetLastError());
}

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー iphlpapi.h
Library Iphlpapi.lib
[DLL] Iphlpapi.dll

関連項目

GetBestInterface

GetBestRoute

IP ヘルパー関数リファレンス

IP ヘルパーの開始ページ

IPAddr