VariantToDouble 関数 (propvarutil.h)

VARIANT 構造体から DOUBLE 値を抽出します。 値を抽出できない場合は、既定値が割り当てられます。

構文

PSSTDAPI VariantToDouble(
  [in]  REFVARIANT varIn,
  [out] DOUBLE     *pdblRet
);

パラメーター

[in] varIn

型: REFVARIANT

ソース VARIANT 構造体への参照。

[out] pdblRet

種類: DOUBLE*

この関数が戻るとき、抽出された値が存在する場合は を格納します。それ以外の場合は 0.0。

戻り値

種類: HRESULT

この関数が成功すると、 S_OKが返されます。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

このヘルパー関数は、呼び出し元のアプリケーションが DOUBLE 値を保持する VARIANT を想定している場合に使用されます。 たとえば、シェル フォルダーから値を取得するアプリケーションでは、この関数を使用して、 値が DOUBLE として格納されているフォルダーのプロパティの 1 つから値を安全に抽出できます。

ソース VARIANT が VT_R8 型の場合、この関数は DOUBLE 値を抽出します。

ソース VARIANT が型VT_R8でない場合、関数は VARIANT 構造体に格納されている値を DOUBLE に変換しようとします。 変換できない場合、 VariantToDouble はエラー コードを返し、 pdblRet を に 0.0設定します。 可能な変換の一覧については、「 PropVariantChangeType 」を参照してください。 特に、VT_EMPTYは正常に 0.0 に変換されます。

大規模なプログラムの一部として含める次の例では、VariantToDouble を使用して VARIANT 構造体に格納されている DOUBLE 値にアクセスする方法を示します。

// VARIANT var;
// Assume variable var is initialize and valid.
// The application expects var to hold a VT_R8 value.
DOUBLE dblValue;

HRESULT hr = VariantToDouble(var, & dblValue);

if (SUCCEEDED(hr))
{
    // dblValue is now valid.
}
else
{
    // dblValue is always FALSE.
}

要件

要件
サポートされている最小のクライアント WINDOWS XP と SP2、Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 SP1 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー propvarutil.h
Library Propsys.lib
[DLL] Propsys.dll (バージョン 6.0 以降)
再頒布可能パッケージ Windows デスクトップ検索 (WDS) 3.0

こちらもご覧ください

InitVariantFromDouble

PropVariantChangeType

PropVariantToDouble

VariantToDoubleArray