WM_SETCURSOR メッセージ
マウスを使用してカーソルをウィンドウ内で移動し、マウス入力がキャプチャされない場合にウィンドウに送信されます。
#define WM_SETCURSOR 0x0020
パラメーター
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wParam
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カーソルを含むウィンドウへのハンドル。
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lParam
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lParam の下位ワードは、カーソル位置のヒット テスト結果を指定します。 使用可能な値については、WM_NCHITTEST の戻り値を参照してください。
lParam の上位ワードは、このイベントをトリガーするマウス ウィンドウ メッセージ (WM_MOUSEMOVE など) を指定します。 ウィンドウがメニュー モードになると、この値は 0 になります。
戻り値
アプリケーションでこのメッセージを処理する場合、TRUE を返して以降の処理を停止するか、FALSE を返して続行する必要があります。
解説
処理が行われる前に、DefWindowProc 関数から親ウィンドウに WM_SETCURSOR メッセージが渡されます。 親ウィンドウから TRUE が返された場合、以降の処理は停止されます。 ウィンドウの親ウィンドウにメッセージを渡すと、親ウィンドウは子ウィンドウ内のカーソルの設定を制御できます。 DefWindowProc 関数では、カーソルがクライアント領域内にない場合は矢印に設定し、クライアント領域内にある場合は登録されたクラス カーソルに設定するためにもこのメッセージを使用します。 lParam パラメーターの下位ワードが HTERROR であり、lParam の上位ワードが、マウス ボタンの 1 つの押下を指定している場合、DefWindowProc によって MessageBeep 関数が呼び出されます。
要件
要件 | Value |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
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関連項目
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リファレンス
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Conceptual