IDataObjectAsyncCapability インターフェイス (shldisp.h)
通常は同期的なインターフェイスを非同期的に機能できるようにします。
継承
IDataObjectAsyncCapability インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承します。 IDataObjectAsyncCapability には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
IDataObjectAsyncCapability インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
IDataObjectAsyncCapability::EndOperation 非同期データ抽出が終了したことをデータ オブジェクトに通知します。 |
IDataObjectAsyncCapability::GetAsyncMode データ オブジェクトが非同期データ抽出をサポートしているかどうかを判断するために、ドロップ ターゲットによって呼び出されます。 |
IDataObjectAsyncCapability::InOperation ターゲットが非同期的にデータを抽出しているかどうかを判断するために、ドロップ ソースによって呼び出されます。 |
IDataObjectAsyncCapability::SetAsyncMode データ オブジェクトが非同期データ抽出をサポートするかどうかを指定するために、ドロップ ソースによって呼び出されます。 |
IDataObjectAsyncCapability::StartOperation 非同期データ抽出が開始されていることを示すために、ドロップ ターゲットによって呼び出されます。 |
注釈
IDataObjectAsyncCapability は、データ オブジェクトによって実装される省略可能なインターフェイスです。 これにより、ドロップ ターゲットはドロップ ソースとネゴシエートして、データ オブジェクトから非同期的にデータを抽出できます。
このインターフェイスは、主にドラッグ アンド ドロップおよびクリップボード操作で使用されるデータ オブジェクトによってエクスポートされます。 通常、このような操作は同期的です。 ただし、データのレンダリングに時間がかかる場合は、 IDataObjectAsyncCapability を使用して、バックグラウンド スレッドでデータ抽出を行うことができます。 このインターフェイスの使用方法の詳細については、「シェル データ転送シナリオの処理」の「シェルオブジェクトの非同期的なドラッグ アンド ドロップ」セクションを参照してください。
ドロップ ソースとターゲットは、バックグラウンド スレッドによって処理される時間の長いデータ抽出プロセスを必要とする場合に、このインターフェイスを使用します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 8 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | shldisp.h |