IDragSourceHelper インターフェイス (shobjidl_core.h)
シェルによって公開され、アプリケーションがシェルのドラッグ アンド ドロップ操作中に表示されるイメージを指定できるようにします。
継承
IDragSourceHelper インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IDragSourceHelper には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
IDragSourceHelper インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
IDragSourceHelper::InitializeFromBitmap ウィンドウレス コントロールのドラッグ イメージ マネージャーを初期化します。 |
IDragSourceHelper::InitializeFromWindow ウィンドウを使用してコントロールのドラッグ イメージ マネージャーを初期化します。 |
解説
このインターフェイスは、シェルのドラッグ イメージ マネージャーによって公開されます。 アプリケーションでは実装されません。
シェルのドラッグ アンド ドロップ操作中に表示されるイメージを指定するには、このインターフェイスを使用します。 IDragSourceHelper、IDropTargetHelper、および IInitializeWithWindow インターフェイスは、IDropTarget インターフェイスでカスタム ドラッグ イメージを使用できるように、ドラッグ イメージ マネージャー オブジェクトによって公開されます。 これらのインターフェイスのいずれかを使用するには、CLSID_DragDropHelperのクラス識別子 (CLSID) を使用して CoCreateInstance を呼び出して、インプロセス サーバーのドラッグ イメージ マネージャー オブジェクトを作成する必要があります。 標準のコンポーネント オブジェクト モデル (COM) プロシージャを使用してインターフェイス ポインターを取得します。
IDragSourceHelper インターフェイスには、ドラッグ イメージとして使用するビットマップを指定する次の 2 つの方法があります。
- ウィンドウを持つコントロールは、DI_GETDRAGIMAGE ウィンドウ メッセージを登録し、 IDragSourceHelper::InitializeFromWindow を使用してドラッグ イメージ マネージャーを初期化できます。 DI_GETDRAGIMAGE メッセージを受信すると、ハンドラーは、メッセージの lParam 値として渡される SHDRAGIMAGE 構造体にドラッグ イメージビットマップ情報を配置します。
- ウィンドウレス コントロールは、 IDragSourceHelper::InitializeFromBitmap を使用してドラッグ イメージ マネージャーを初期化できます。 このメソッドを使用すると、アプリケーションは単純にビットマップを指定できます。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional、Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | shobjidl_core.h (Shobjidl.h を含む) |