従来のオーディオ アプリケーションの通知音

Windows Vista では、オペレーティング システムは、eConsole デバイス ロールに現在割り当てられているレンダリング エンドポイント デバイスを通じて再生されるプロセス間オーディオ セッションにすべてのシステム通知サウンドを割り当てます。 システム ボリューム コントロール プログラム Sndvol は、システム通知サウンド専用の音量スライダーを表示します。

一部のアプリケーションでは通知音が再生されます。 アプリケーションは、Sndvol の別のボリューム スライダーを通じてアプリケーションの通知音を管理する代わりに、システム通知のサウンドと同じセッションに通知音を割り当てることができます。 システム通知音を制御する Sndvol ボリューム スライダーは、アプリケーションからの通知音を制御します。

この動作を有効にするため、Windows Vista は従来の PlaySound 関数の SND_SYSTEM フラグを定義します。 (このフラグは、Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000 など、以前のバージョンの Windows ではサポートされていません)。呼び出し元がこのフラグを設定した 場合、PlaySound 関数は、オペレーティング システムがその通知音に使用するプロセス間セッションに再生するサウンドを割り当てます。 呼び出し元がフラグを設定しない場合、PlaySound は、再生するサウンドを既定のセッション (セッション GUID 値 GUID_NULL によって識別されるプロセス固有のセッション) に割り当てます。 SND_SYSTEM は、ヘッダー ファイル Mmsystem.h で定義されています。 PlaySound の詳細については、Windows SDK のドキュメントを参照してください。

レガシ オーディオ API との相互運用性