状態、構成、および候補ウィンドウ

状態、構成、および候補ウィンドウは、IME のユーザー インターフェイスを形成します。 状態ウィンドウは、IME が開いていることを示し、変換モードを設定する手段をユーザーに提供します。 合成ウィンドウは、ユーザーがテキストを入力したときに表示され、変換モードに応じて、入力されたテキストとしてテキストが表示されるか、変換されたテキストが表示されます。 候補ウィンドウがコンポジション ウィンドウと組み合わせて表示されます。 コンポジション ウィンドウで選択した文字の "候補" (代替文字) の一覧が含まれています。 ユーザーは候補リストをスクロールして目的の文字を選択し、コンポジション ウィンドウに戻ることができます。 コンポジション文字列が完成し、ウィンドウが閉じられるまで、ユーザーはこの方法で目的のテキストを作成できます。

IME は、WM_IME_CHARまたはWM_IME_COMPOSITION/GCS_RESULT メッセージの形式で、構成済みの文字を IME 対応アプリケーションに送信します。 アプリケーションがこれらのメッセージを処理しない場合、 DefWindowProc 関数はそれらを 1 つ以上 のWM_CHAR メッセージに変換します。

既定では、オペレーティング システムは、テキスト入力要件の状態、構成、および候補ウィンドウを自動的に作成および管理します。 多くのアプリケーションでは、この既定の処理で十分です。 これらのアプリケーションは、IME をサポートするためにオペレーティング システムに完全に依存しており、オペレーティング システムが IME ウィンドウを管理するために実行する多くのタスクを認識していないため、"IME-unaware" と言われます。

一方、IME 対応アプリケーションは、IME ウィンドウの作成と管理に参加します。 このようなアプリケーションは、これらのウィンドウにメッセージを送信し、ウィンドウからメッセージをインターセプトして処理することで、既定のウィンドウの操作、位置、および外観を制御します。 場合によっては、アプリケーションは独自の IME ウィンドウを作成し、カスタムの状態、構成、および候補ウィンドウの完全な処理を提供します。

入力メソッド マネージャーについて