RCDATA リソース

アプリケーションの生データ リソースを定義します。 生データ リソースを使用すると、実行可能ファイルにバイナリ データを直接含めることができるようになります。

nameID RCDATA  [optional-statements] {raw-data  ...}

パラメーター

Nameid

リソースを識別する一意の名前または 16 ビット符号なし整数値。

optional-statements

このパラメーターには、次のステートメントのうち 0 個以上を指定できます。

ステートメント 説明
CHARACTERISTICSdword リソース ファイルの読み取りと書き込みを行うツールで使用できるリソースに関するユーザー定義情報。 詳細については、「 CHARACTERISTICS」を参照してください。
LANGUAGE言語サブ言語 リソースの言語。 詳細については、「 LANGUAGE」を参照してください。
VERSIONdword リソース ファイルの読み取りと書き込みを行うツールで使用できるリソースのユーザー定義バージョン番号。 詳細については、「 VERSION」を参照してください。

 

raw-data

1 つ以上の整数または文字列で構成される生データ。 整数は、10 進数、8 進数、または 16 進数の形式で指定できます。 16 ビット Windows と互換性を持つように、整数は WORD 値として格納されます。 "L" サフィックスを持つ整数を修飾することで、整数を DWORD 値として格納できます。

文字列は引用符で囲まれます。 RC は、終端の null 文字を文字列に自動的に追加しません。 各文字列は、L プレフィックスを持つワイド文字列として修飾しない限り、指定された ANSI 文字のシーケンスです。

データ ブロックは DWORD 境界で開始され、RC は 生データ ブロック内のデータの埋め込みまたはアラインメントを実行しません。 ブロック内のデータが適切に配置されるようにするのは、ユーザーの責任です。

一部の属性は、下位互換性のためにもサポートされています。 詳細については、「 共通リソース属性」を参照してください。

次の例では、 RCDATA ステートメントの使用方法を示します。

resname RCDATA
{
   "Here is an ANSI string\0",    // explicitly null-terminated 
   L"Here is a Unicode string\0", // explicitly null-terminated 
   1024,                          // integer, stored as WORD 
   7L,                            // integer, stored as DWORD 
   0x029a,                        // hex integer 
   0o733,                         // octal integer 
}

関連項目

アクセラレータ

特性

言語

メニュー

STRINGTABLE

バージョン