会計年度締めのチェックリスト

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

会計年度末には、次の会計年度に使用する勘定を用意し、現在の会計年度の決算を行う必要があります。このプロセスの要件は、組織が拠点としている国/地域の法令や会計の慣行によって異なります。

新しい会計年度に向けた準備と現在の会計年度の決算については、以下の情報を参照してください。

注意

あらゆる法的要件に従って会計処理を行うことができるよう、経理担当者または監査担当者に連絡することをお勧めします。

  1. [一般会計パラメーター] フォームで選択した決算オプションを確認します。

  2. 在庫管理を使用している場合は、在庫決算プロセスを完了します。詳細については、「在庫原価計算」を参照してください。

  3. 一般会計以外のすべてのモジュールで、月末決算および他の期間の決算を完了します。これらには、未実現トランザクションの外貨再評価が含まれます。詳細については、「一般会計の期間の閉鎖」を参照してください。

  4. 一般会計で月末決算および他の期間の決算を完了し、月および四半期の会計報告書を印刷します。詳細については、「月末に一般会計を決算」を参照してください。

  5. 法人が連結法人の場合は、関連会社ごとに手順 1 ~手順 4 を完了し、関連会社の勘定を設定してデータを連結します。関連法人のデータが別のデータベースに存在する場合は、連結試算に使用するための関連会社のデータをエクスポートします。

    関連法人の会計年度の決算については、「連結プロセスで使用するために法人を準備」および「オンライン連結の実行」を参照してください。

  6. 一般会計以外のすべてのモジュールで、元帳転記を伴う可能性のある年度末決算処理の作業を実行します。たとえば、固定資産の期末減価償却を処理します。

  7. 新しい会計年度を作成します。詳細については、「キー タスク : 会計カレンダー、会計年度、および期間」を参照してください。

  8. [元帳カレンダー] フォームで、現在の会計年度の [保留中] に適切な期間の状態を設定します。詳細については、「元帳カレンダー (フォーム)」を参照してください。

  9. 自分の法人のデータをバックアップします。

  10. 調整を入力します。[精算表] フォームを使用して、すべての必要な調整を作成し転記します。(一般会計 >定期処理 >会計年度締処理 >精算表 をクリックします。) これらには、税金および損金処理する調整が含まれます。

    注意

    [一般仕訳帳] フォームでの調整も転記できます。

  11. 最終的な財務諸表を印刷します。詳細については、「従来型財務諸表の生成、印刷、エクスポート」を参照してください。

  12. 明細書が必要な仕入先については、1099 明細書を印刷します。詳細については、「(USA) About United States tax 1099」を参照してください。

  13. 勘定科目の開始残高を新しい会計年度に転送します。詳細については、「新しい会計年度への開始残高の振替」を参照してください。

  14. 番号順序をリセットできます。(組織管理 >共通 >番号順序 >番号順序 をクリックします。)

  15. 会計年度の最終レポートを印刷します。これらには、営業報告書や貸借対照表などの財務諸表が含まれます。法的要件に従って報告書をパブリッシュします。詳細については、「従来型財務諸表について」を参照してください。