シナリオ : 発注書の予算管理を使用

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

このシナリオでは、発注書の作成時に予算管理を使用する方法について説明します。このシナリオでは、部門およびコスト センターの分析コードが予算管理に対して定義され、発注書が予算管理に対して有効になっています。予算管理のコンフィギュレーションが有効化され、有効になっています。詳細については、「予算管理の設定」を参照してください。

購買要求を作成し、発注書に変換することによって、同様のシナリオを開始できます。詳細については、「発注書の作成および管理」を参照してください。

部門 010 およびコスト センター 0101 の予算金額を設定するために予算登録エントリが送信されています。詳細については、「予算登録エントリの作成」を参照してください。発注書を作成する前に、部門およびコスト センターの予算残高を表示できます。"予算管理統計" フォームで、部門およびコスト センターの予算サイクルおよび財務分析コード値を選択します。詳細については、「予算登録エントリのステータスおよび履歴の表示」を参照してください。

  1. 調達 >共通 >発注書 >すべての発注書 をクリックします。

  2. アクション ウィンドウで、[発注書] をクリックして、新しい発注書を作成します。

  3. 仕入先 ID を選択します。

  4. [一般] クイック タブで、決算日を確認します。決算日により、予算チェックの会計年度期間が決定されます。現在の日付が既定の日付ですが、この日付を変更することもできます。

    予算管理のコンフィギュレーションでは、予算チェックに対して会計年度の予算金額が集計されるように予算管理間隔が [会計年度] に設定されています。

  5. 明細行を購買注文に追加し、[調達カテゴリ]、[数量]、[単価] などの必須フィールドに情報を入力します。

  6. [財務]、[金額の配分] の順にクリックし、[勘定科目] フィールドに勘定配布を入力します。たとえば、「606300-010-0101」と入力します。

  7. "勘定配布" フォームを閉じます。

    "予算管理コンフィギュレーション" フォームの [元伝票の選択] 領域で [入力時に行項目の予算管理を有効化] チェック ボックスをオンにした場合、購買注文明細行に予算チェックのアイコンが表示されます。[入力時に行項目の予算管理を有効化] チェック ボックスをオンにしなかった場合は、[財務]、[予算確認の実行] をクリックして発注書全体の予算チェックを実行できます。

    注意

    予算チェックは、発注書を確認したときと発注書をワークフローに送信したときにすべての明細行で実行され、ワークフローで発注書が承認されたときに再実行されます。

  8. 予算作成 >照会 >予算管理統計 をクリックします。 照会について予算サイクルと財務分析コード値を選択します。この例では、分析コード値として 010-0101 を選択します。

    購買注文明細行の金額が、グリッドの [債務に対する予算引当] フィールドに表示されます。

  9. [債務] をクリックします。

    "債務に対する予算引当" フォームに、発注書トランザクションに関する詳細情報が表示されます。これには、ステータス ([ドラフト]) が含まれます。発注書を確認した後、ステータスが [確認済] に変わります。

    請求書を受け取って入力すると、"債務に対する予算引当" フォームの [この期間に削減された金額] グリッドのフィールドが請求書の情報で更新されます。実際の経費の予算引当も作成されます。