支払方法の設定 (コール センター)

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3

このトピックでは、コール センターの支払方法の設定方法について説明します。Microsoft Dynamics AX 2012 for Retail の他のチャンネルで使用される支払方法、現金、小切手、クレジット カード、およびギフト カードなども、コール センターで使用できます。コール センターの支払方法を設定すると、[販売注文] フォームの [支払] セクションのオプションの 1 つとして、コール センターのユーザーのために表示されます。

必要条件

次の表に、開始する前に準備が整っている必要のある前提条件を示します。

カテゴリ

前提条件

必須の設定作業

コール センターの設定

1.小売の支払方法の作成

まず、支払方法を 小売 で作成します。次の手順を使用して、これらの支払方法をコール センターに追加できるようになります。

支払方法を 小売 で作成するには、以下のステップに従います。

  1. 小売 >設定 >支払方法 >支払方法 をクリックします。

  2. "支払方法" フォームで、Ctrl + N キーを押して新しい支払方法を作成します。

  3. [支払方法] フィールドに、支払方法の固有の名前を入力します。

  4. [支払方法名] に、支払方法の簡単な説明を入力します。

  5. [既定の機能] フィールドで、機能を選択します。通常、次の機能が支払方法に割り当てられます。

    • 標準 – 通貨およびギフト カードのためにこの機能を使用します。

    • カード – ギフト カード以外の、クレジット カード、企業カード、および他の形態のカード支払のためにこの機能を使用します。

    • [小切手]: 個人小切手や譲渡可能な小切手の場合にこの機能を使用します。

    • [顧客]: 顧客と与信取引を行い、後で支払を回収する場合にこの機能を使用します。

2.コール センターの支払方法の指定

次に、コール センターで使用できる支払方法を指定します。

コール センターの支払方法を指定するには、次の手順に従います。

  1. 小売 >共通 >小売チャンネル >コール センター をクリックします。

  2. [設定] タブの [アクション ウィンドウ] で、[支払方法] をクリックします。

  3. [新規] をクリックし、次に [支払方法] フィールドで、一覧から支払方法を選択します。

  4. [転記] クイックタブで、元帳への転記に使用する勘定タイプと口座番号を選択します。

  5. 必要な各支払方法に新しいレコードを作成するには、手順 3 と 4 を繰り返します。

3.コール センターの支払パラメーターの設定

[コール センター パラメーター] フォームで、支払の処理方法を決定するオプションを設定できます。

コール センターの支払パラメーターを設定するには、次の手順に従います。

  1. コール センター >設定 >コール センター パラメーター をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、[支払] をクリックし、各セクションの支払オプションを設定します。

    [クレジット カード認証] セクション内。

    フィールド

    説明

    将来の注文

    選択されたチェック ボックスは、顧客のクレジット カード情報が今後の注文に使用できることを示します。

    認証の遅延

    選択されたチェック ボックスは、販売注文に引当棚卸資産がない場合、今後の注文では認証のために支払が送信されないことを示します。

    将来の注文日数

    注文が将来の注文であると判断されるまでの日数。

    提出時に再試行

    選択されたチェック ボックスは、[再承認制限] フィールドの値が 0 (ゼロ) を超える場合、販売注文が送信されるときに、拒否されたクレジット カードをシステムが再試行することを示します。

    再承認限度

    拒否されたクレジット カードを再送信できる回数。制限に達した後、支払は拒否されたと判断されます。

    認証期限が切れた場合に在庫の引当を行います

    選択されたチェック ボックスは、クレジット カード支払いの認証期限が過ぎても、ピッキング プログラムによって在庫が引当てられることを示します。

    連続の子注文を承認する

    連続の子注文が作成されている場合は、次の両方の条件が満たされたときに、システムはクレジット カード支払の承認を試みます。

    • このチェック ボックスがオンになっている場合。

    • オンライン クレジット カード認証を処理するようにシステムが設定されている場合。

    [確認] セクション内。

    フィールド

    説明

    しきい値

    小切手の支払が保留にされる前に許容される、小切手支払の最大量。

    日数

    小切手による注文の支払が [しきい値] フィールドの値を超えた場合に、販売注文が保留にされる日数。

    過剰支払率

    小切手による支払い超過の、パーセントによる最大量。このパーセントを超過する場合、販売注文を確認する必要があります。

    たとえば、ここに値 [20] が入力される場合、過剰支払額が合計負債の 20% 以上のときは注文を確認する必要があります。

    過少支払率

    小切手による過少支払いの、パーセントによる最大量。このパーセントを超過する場合、販売注文を確認する必要があります。

    たとえば、ここに値 [20] が入力される場合、過少支払額が合計負債の 20% 以上のときは注文を確認する必要があります。

    不均衡を許可

    選択されたチェック ボックスは、過剰支払または過少支払いの販売注文を処理できることを示します。

    [注文クレジット] セクション内。

    フィールド

    説明

    貸方転記先勘定

    選択されたチェック ボックスは、顧客のクレジットが既定で分割払であることを示します。

    最大金額

    販売注文に貸方転記できる最大量 (会社の通貨単位)。

    価格照合請求額コード

    価格照合した行がある返品に適用される雑費の利幅コード。

    仕訳帳名

    システムが注文クレジットのために転記情報を取得する、仕訳の名前。

注意

[売掛金勘定パラメーター] フォームには、クレジット カード トランザクションおよび他支払処理の分野に影響する設定が含まれます。詳細については、「売掛金勘定パラメータ (フォーム)」を参照してください。

次のステップ

注文方法を 販売注文 フォームで使用する前に、コール センターのチェンネル設定で [オーダー完了の有効化] チェック ボックスをオンにする必要があります。詳細については、「コール センターの設定」を参照してください。

クレジット カードをコール センターで使用する場合、カードを支払に使用する前に、他の複数の設定手順を完了する必要があります。詳細については、「カード タイプとカード番号の設定」、「支払サービスの設定」、および「クレジット カード認証の設定」を参照してください。

ギフト カードをコール センターで使用する場合、製品リストでギフト カードを設定する必要があります。詳細については、「ギフト カードの設定」を参照してください。物理ギフト カード、電子ギフト カード (電子メールで送信するギフト カード) の両方ともコール センターの注文で使用できます。

システム管理者向け技術情報

このタスクを完了するために使用するページに対するアクセス権限がない場合は、システム管理者に連絡し、次の表に示される情報を提供します。

カテゴリ

前提条件

コンフィギュレーション キー

Retail Headquarters コンフィギュレーション キー

コール センター コンフィギュレーション キー

[小売ギフト カード] コンフィギュレーション キー (ギフト カードを使用する場合)

セキュリティ ロール

小売工程マネージャー

販売マネージャー

参照

販売注文の支払の適用

ギフト カードの売却またはギフト カードへの資金追加

支払の問題の処理