IFormatter インターフェイス

シリアル化されたオブジェクトの書式を指定するための機能を提供します。

この型のすべてのメンバの一覧については、IFormatter メンバ を参照してください。

Public Interface IFormatter
[C#]
public interface IFormatter
[C++]
public __gc __interface IFormatter
[JScript]
public interface IFormatter

IFormatter を実装するクラス

クラス 説明
BinaryFormatter オブジェクト、または連結された複数のオブジェクトから成るグラフ全体を、バイナリ形式でシリアル化および逆シリアル化します。
Formatter 共通言語ランタイムのシリアル化フォーマッタの基本機能を提供します。
SoapFormatter オブジェクト、または連結された複数のオブジェクトから成るグラフ全体を、SOAP 形式でシリアル化および逆シリアル化します。

解説

このインターフェイスは、 System.Runtime.Serialization アーキテクチャでフォーマッタとして識別された任意のクラスで実装する必要があります。

独自のシリアル化を制御するオブジェクトは、 ISerializable インターフェイスを実装することにより、シリアル化できます。オブジェクトをシリアル化するには、そのオブジェクトをシリアル化できるオブジェクトとしてマークする必要があります。オブジェクトをシリアル化できるオブジェクトとしてマークするには、シリアル化できる属性をクラスに適用します。グラフ内の任意のオブジェクトをシリアル化できない場合、シリアル化は失敗します。

実装時の注意: すべてのフォーマッタは、このインターフェイスを実装する必要があります。 Serialize を使用して、オブジェクトまたはオブジェクトのグラフをシリアル化します。 Deserialize を使用して、ストリームを逆シリアル化し、元のオブジェクトまたは元のオブジェクトのグラフのクローンを作成します。

必要条件

名前空間: System.Runtime.Serialization

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)

参照

IFormatter メンバ | System.Runtime.Serialization 名前空間 | XML シリアル化および SOAP シリアル化 | Formatter | ISerializable