System.Drawing.Drawing2D 名前空間

System.Drawing.Drawing2D 名前空間には、高度な 2 次元グラフィックスおよびベクタ グラフィックスの機能が用意されています。この名前空間には、グラデーション ブラシ、 Matrix クラス (ジオメトリック変換の定義に使用される)、および GraphicsPath クラスが含まれています。

名前空間の階層構造

クラス

クラス 説明
AdjustableArrowCap 調整できる矢印形のライン キャップを表します。このクラスは継承できません。
Blend LinearGradientBrush オブジェクトのブレンド パターンを定義します。このクラスは継承できません。
ColorBlend 多色グラデーションの色のブレンドの補間に使用される、色と位置の配列を定義します。このクラスは継承できません。
CustomLineCap ユーザー定義のカスタム ライン キャップをカプセル化します。
GraphicsContainer グラフィックス コンテナの内部データを表します。このクラスは、 BeginContainer メソッドと EndContainer メソッドを使用して Graphics オブジェクトの状態を保存するときに使用されます。このクラスは継承できません。
GraphicsPath 接続された一連の直線と曲線を表します。このクラスは継承できません。
GraphicsPathIterator GraphicsPath オブジェクト内のサブパスを反復処理し、各サブパスに含まれている図形の種類を調べることができるようにします。このクラスは継承できません。
GraphicsState Graphics オブジェクトの状態を表します。このオブジェクトは、 BeginContainer メソッドへの呼び出しで返されます。このクラスは継承できません。
HatchBrush ハッチ スタイル、前景色、および背景色を持つ四角形ブラシを定義します。このクラスは継承できません。
LinearGradientBrush 線形グラデーションされた Brush オブジェクトをカプセル化します。このクラスは継承できません。
Matrix ジオメトリック変換を表す 3 × 3 のアフィン行列をカプセル化します。このクラスは継承できません。
PathData GraphicsPath オブジェクトを構成するグラフィカル データが含まれます。このクラスは継承できません。
PathGradientBrush GraphicsPath オブジェクトの内部をグラデーションで塗りつぶす Brush オブジェクトをカプセル化します。このクラスは継承できません。
RegionData Region オブジェクトを構成するデータをカプセル化します。このクラスは継承できません。

列挙体

列挙体 説明
CombineMode さまざまなクリッピング領域の結合方法を指定します。
CompositingMode 元の色を背景色と組み合わせる方法を指定します。
CompositingQuality 複合中に使用する品質レベルを指定します。
CoordinateSpace 座標の評価に使用するシステムを指定します。
DashCap 破線の各ダッシュの両端に使用する、グラフィック形状の種類を指定します。
DashStyle Pen オブジェクトで描画する破線のスタイルを指定します。
FillMode 閉じたパスの内側の塗りつぶし方法を指定します。
FlushIntention グラフィックス スタックのコマンドをすぐに終了 (フラッシュ) するか、またはできる限り早く実行するかを指定します。
HatchStyle HatchBrush オブジェクトで利用できるさまざまなパターンを指定します。
InterpolationMode 終了点までの間のデータの補間方法を指定します。
LinearGradientMode 線形グラデーションの方向を指定します。
LineCap Pen オブジェクトが線の末端で使用できるキャップ スタイルを指定します。
LineJoin GraphicsPath オブジェクトに含まれる図形 (サブパス) 内の、連続した直線または曲線を結合する方法を指定します。
MatrixOrder 行列変換操作の順序を指定します。
PathPointType GraphicsPath オブジェクト内の点の種類を指定します。
PenAlignment Pen オブジェクトの、理論上の幅 0 の直線に対する配置を指定します。
PenType Pen オブジェクトが線の塗りに使用する、塗りつぶしの種類を指定します。
PixelOffsetMode レンダリング時のピクセルのオフセット方法を指定します。
QualityMode GDI+ オブジェクトのレンダリング時の全般的な品質を指定します。
SmoothingMode 直線、曲線、および塗りつぶし領域の境界線に、スムージング (アンチエイリアス処理) を適用するかどうかを指定します。
WarpMode Warp メソッドで適用される歪曲変形の種類を指定します。
WrapMode テクスチャまたはグラデーションが塗りつぶし対象の領域よりも大きい場合の、並べ方を指定します。

参照

.NET Framework クラス ライブラリ