Enterprise Edition 拡張トポロジ

トピックの最終更新日: 2009-05-07

Office Communications Server Enterprise Edition の分散構成では、それぞれのサーバーの役割が専用コンピュータで実行されます。

Office Communications Server 2007 R2 は、分散構成を引き続きサポートします。ただし、現在、ほとんどの組織に対して推奨されるトポロジは集中構成です。従来、Office Communications Server 2007 の分散構成を使用する最大の利点は、きわめて大規模な環境での拡張性でした。Office Communications Server 2007 R2 の集中構成は、これまで見られた拡張性の面での制約がなくなり、管理のしやすさだけでなく、拡張性という点でもお勧めできるソリューションに生まれ変わりました。

Dd441235.note(ja-jp,office.13).gif注:
Office Communications Server 2007 R2 では、コマンド ラインを使用して展開する分散構成のみをサポートします。展開設定ウィザードは、分散構成の展開をサポートしません。

分散構成はコマンド ラインからインストールするので、フロントエンド サーバーをインストールするコンピュータにアプリケーション サーバーと統合コミュニケーション アプリケーションを別にインストールする必要があります。次のいずれかの統合コミュニケーション アプリケーションをインストールする場合は、アプリケーション サーバーもインストールする必要があります。

  • 応答グループ サービス
  • 会議アテンダント
  • 会議アナウンス サービス
  • 外部音声コントロール
Dd441235.note(ja-jp,office.13).gif注:
すべてのアプリケーションをインストールできますが、使用するアプリケーションのみをアクティブ化してください。

各種機能を提供するために必要な役割とコンポーネントの詳細については、「機能とコンポーネント」を参照してください。

Office Communications Server Enterprise Edition の分散構成では、各プールは最大 100,000 人のアクティブ ユーザーを同時にサポートできます。

この構成では、フロントエンド サーバーと、IIS を実行中の Web コンポーネント サーバーは、ロード バランサ機器にそれぞれ接続されます。1 台のロード バランサをフロントエンド サーバーと Web コンポーネント サーバーの両方で使用することも、各サーバーに別個のロード バランサを展開することもできます。