コンテンツをクロールする方法 (Search Server 2008)

更新日: 2009年4月

適用対象: Microsoft Search Server 2008

 

トピックの最終更新日: 2009-04-13

注意

別途記載のない限り、この記事の情報は Microsoft Search Server 2008 と Microsoft Search Server 2008 Express の両方に適用されます。

エンド ユーザーが Microsoft Search Server 2008 のエンタープライズ検索機能を使用してコンテンツを検索できるようにするには、まず、エンド ユーザーが使用する、クエリを実行するコンテンツをクロールする必要があります。ここでは、コンテンツとは、Web ページ、Microsoft Office Word 文書、SharePoint サイトなど、クロール可能なアイテムを指します。

この記事では、コンテンツのクロールの概要を理解するために必要な基本プロセスについて説明し、より詳細な情報と手順を提供する記事へのリンクを提供します。

  1. コンテンツ ソースを作成する   コンテンツ ソースは、クロール対象のコンテンツ、クロールを開始する開始アドレス、クロール時に使用する動作、およびクロール スケジュールを含むリポジトリの種類を定義します。コンテンツ ソースの作成の詳細については、「コンテンツ ソースについて (Search Server 2008)」と「SharePoint サイト、Web サイト、ファイル共有、または Microsoft Exchange Server パブリック フォルダのクロール用にコンテンツ ソースを追加する (Search Server 2008)」を参照してください。

  2. すべての URL または特定の範囲の URL のクロール時に使用する資格情報を指定する   既定で、既定のコンテンツ アクセス アカウントは Windows ドメイン ユーザーの資格情報を使用して、コンテンツ ソースによって定義されたコンテンツ リポジトリをクロールします。クロール ルールを使用して、別のコンテンツ アクセス アカウントを指定できます。このアカウントには、クライアント証明書、フォーム資格情報、Cookie、または別のコンテンツ アクセス アカウントを使用できます。既定のコンテンツ アクセス アカウントの設定の詳細については、「既定のコンテンツ アクセス アカウントを変更する (Search Server 2008)」を参照してください。クロール ルールの使用の詳細については、「クロール ルールを使用してクロールするコンテンツを決定する (Search Server 2008)」を参照してください。

  3. 検索用のプロキシ サーバー設定を構成する   ネットワークの外部でホストされるコンテンツをクロールする場合、ホスト サーバーにアクセスするために通常プロキシ サーバーを設定します。この場合、プロキシ サーバーの設定を確認して、Search Server 2008 内で設定の構成を行うことが重要です。実行するには、[検索管理] ページの [クロール中] で、[プロキシとタイムアウト] をクリックします。通常、このオプションは一度だけ設定する必要があります。

  4. フル クロールを開始する   特定のコンテンツ ソースで定義された少量のコンテンツのクロールから開始して、セットアップ構成をテストできます。少量のコンテンツのクロールが動作したら、インデックスを構築する条件を拡大します。フル クロールの開始の詳細については、「フル クロールを開始する (Search Server 2008)」を参照してください。

  5. クロール ログを表示する   クロール時に、クロール ログを表示して、クロールの進行状況を確認することをお勧めします。これにより、クロールが正常に行われていることを確認したり、問題を検出したりできます。一般的な問題は、認証に失敗することと、ホストにアクセスできないことです。ログ ファイルに問題が検出された場合は、クロールを停止し、[コンテンツ ソースの管理]、[クロール ルールの管理]、および [ファームレベル検索の設定の管理] ページの設定を調整して、再度クロールを試みます。フェデレーション ロケーションに関連する問題が発生した場合は、「フェデレーション場所を修復する (Search Server 2008)」を参照してください。

関連項目

概念

コンテンツをクロールするための計画を立てる (Search Server 2008)
Search Server 2008 の操作