クライアント アプリケーションに必要な権限
Notification Services アプリケーションは、通常、1 つ以上の外部クライアント アプリケーションを使用します。最も一般的なクライアント アプリケーションの種類は、サブスクライバとサブスクリプションの追加、変更、および削除を行うサブスクリプション管理インターフェイスです。また、多くのアプリケーションは、ホストされないイベント プロバイダを使用して、イベントの収集および送信を行います。
クライアント アプリケーションは、Notification Services エンジンによって実行されません。Notification Services からこれらのアプリケーションが個別に実行されるため、アプリケーションの開発者は、SQL Server へのアプリケーションのアクセス方法とアプリケーションが使用するアカウントを決定する必要があります。ただし、サブスクリプション管理インターフェイスおよびホストされないイベント プロバイダが使用するアカウントは、インスタンスのデータベースに適切な権限を持つ必要があります。これらの権限を次に示します。
メモ : |
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Notification Services バイナリ ファイルにアクセスする権限は、Windows グループ SQLServer2005NotificationServicesUser$ComputerName のメンバシップを介して許可されます。Notification Services では、アセンブリとリソースがグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) に登録され、インスタンス情報がレジストリに格納されているため、ほとんどのクライアント アプリケーションはこのグループのメンバシップを必要としません。 |
サブスクリプション管理インターフェイスに必要な権限
サブスクリプション管理インターフェイスには、サブスクライバおよびサブスクリプションのデータの読み取り権限と書き込み権限が必要です。これらの権限は、NSSubscriberAdmin データベース ロールのメンバシップを介して許可されます。インスタンスおよびそのアプリケーションが使用する各データベースで、サブスクリプション管理アプリケーションのユーザー アカウントをこのデータベース ロールに追加します。
ホストされないイベント プロバイダに必要な権限
ホストされないイベント プロバイダには、インスタンス データの読み取り権限およびイベント データの書き込み権限が必要です。これらの権限は、NSEventProvider データベース ロールのメンバシップを介して許可されます。インスタンスおよびそのアプリケーションが使用する各データベースで、イベント プロバイダのユーザー アカウントをこのデータベース ロールに追加します。
参照
概念
サブスクリプション管理インターフェイスの配置
ホストされないイベント プロバイダの配置
Notification Services のセキュリティの設定
Notification Services データベース ロール
その他の技術情報
サブスクリプション管理インターフェイスの開発
カスタム イベント プロバイダの開発