データのインポート (Master Data Services)

組織のさまざまなデータ ソースからのデータを Master Data Services データベースに読み込むことができます。データを適切な Master Data Services データベースのテーブルに読み込むには、データをステージング テーブルにインポートし、ステージング データをバッチとして処理する必要があります。

ステージング処理を使用して、メンバーとコレクションの作成、属性値の更新、コレクションへのメンバーの追加、明示的階層内のリレーションシップの指定を行うことができます。

Master Data Services では、ステージング処理は以下の場合にも使用できます。

  • ビジネス ルールを処理するときに属性値を更新または追加する。

  • マスター データを含むモデルの配置パッケージを展開するときにモデル内のデータを更新する。

ステージング処理ワークフローの詳細については、「ステージング処理のワークフロー (Master Data Services)」を参照してください。

注意

ステージング処理は、SQL Server の以降のリリースで大きく変更されました。パフォーマンスとユーザビリティを向上させるため、最新バージョンへのアップグレードを検討することをお勧めします。

ステージング システム設定

Master Data Services 構成マネージャーの設定でステージング処理に影響するものがあります。これらの設定は、Master Data Services 構成マネージャーで調整するか、Master Data Services データベースの System Settings テーブルで直接調整することができます。詳細については、「システム設定 (Master Data Services)」を参照してください。

ステージング テーブル

Master Data Services データベースには 3 つのステージング テーブルが含まれます。これらのステージング テーブルには、組織のデータと、ステージング データの各バッチを追跡する 1 つのバッチ テーブルを読み込むことができます。

テーブル名

説明

mdm.tblStagingMember

リーフ メンバー、統合メンバー、およびコレクションを作成するために使用します。

mdm.tblStgMemberAttribute

既存のメンバーとコレクションの属性値を更新するために使用します。

メンバーとコレクションを削除し、再び有効にするために使用することもできます。

mdm.tblStgRelationship

以下の操作を実行するために使用します。

  • コレクションにメンバーを追加する。

  • 明示的階層内でメンバーを移動する。

mdm.tblStgBatch

ステージング データの各バッチの状態を表示します。