属性ステージング テーブル (Master Data Services)
Master Data Services データベースの属性ステージング テーブル (mdm.tblStgMemberAttribute) を使用して、次のことを行います。
既存のメンバーとコレクションの属性値を更新します。
メンバーまたはコレクションを削除します。
メンバーまたはコレクションを再アクティブ化します。
このトピックの内容は次のとおりです。
テーブル列
使用例
テーブル列
列名 |
説明 |
---|---|
ID |
自動的に割り当てられた ID が表示されます。バッチが未処理の場合、このフィールドは空白です。 |
Batch_ID |
ステージング用のレコードをグループ化する、自動的に割り当てられた識別子を表示します。バッチ内のメンバーすべてにこの識別子が割り当てられます。これは、マスター データ マネージャーのユーザー インターフェイスの [ID] 列に表示されます。この値は、mdm.tblStgBatch の [ID] フィールドにも表示されます。 バッチが未処理の場合、このフィールドは空白です。 |
UserName |
この値は省略可能です。レコードにフィルターを適用するユーザー名を マスター データ マネージャー ユーザー インターフェイスに指定します。ログインしたユーザーは次の項目を表示できます。
ユーザー名は、マスター データ マネージャー ユーザー一覧に示されている名前と一致している必要があります。たとえば、DOMAIN\user_name や server\user_name などです。 |
ModelName |
この値は必須です。モデルの名前を指定します (大文字と小文字が区別されます)。 |
EntityName |
この値は必須です。エンティティ名を指定します。 |
MemberType_ID |
この値は必須です。メンバーの種類を指定します。指定できる値は次のとおりです。
|
MemberCode |
この値は必須です。更新するメンバーのコードを指定します。 |
AttributeName |
この値は必須です。属性名を指定します。 AttributeName に MDMMemberStatus を使用して、メンバーまたはコレクションの非アクティブ化または再アクティブ化を行うことができます。詳細については、「tblStgMemberAttribute を使用してメンバーまたはコレクションを削除する方法 (Master Data Services)」および「tblStgMemberAttribute を使用してメンバーまたはコレクションを再アクティブ化する方法 (Master Data Services)」を参照してください。 |
AttributeValue |
自由形式属性の場合、属性の新しいテキストまたは文字列値を指定します。ドメイン ベース属性の場合は、属性となるメンバーのコードを指定します。 このフィールドを空白にしておくと、ステージング処理の実行時に属性値が更新されて空白値になります。例外は、数値、日付値、および Name 属性です。ステージング時にこれらに空白値を割り当てることはできません。 AttributeName に MDMMemberStatus を使用した場合は、AttributeValue に De-Activated または Active を使用してください。
注
ファイル属性をステージングすることはできません。
|
Status_ID |
インポート処理の状態が表示されます。指定できる値は次のとおりです。
|
ErrorCode |
エラー コードを表示します。Status_ID が 2 のすべてのレコードの場合、詳細については、マスター データ マネージャーの [ステージング バッチ エラー] ページを参照してください。 |
使用例
次のタスクを完了すると、次に示す例をフラット ファイルに保存して Master Data Services データベースにインポートできるようになります。
配置されたサンプルの Product モデル。これは、Master Data Services をインストールした Master Data Services\Samples\Packages ディレクトリにあります。サンプルの Product モデルの配置の詳細については、「モデルの配置 (Master Data Services)」を参照してください。
インポートされた メンバー ステージング テーブル (Master Data Services) の例。
SQL Server Integration Services を使用したデータベースへのデータのインポートの詳細については、「SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを実行する方法」を参照してください。
属性値の更新
次の例は、リーフ メンバー、統合メンバー、およびコレクションの属性値を更新する方法を示します。
この例の最初の行には、列名が含まれています。
2 行目では、BK-M101 リーフ メンバーの DaysToManufacture 属性値を 4 に更新します。
3 行目では、MW 統合メンバーの Name 属性値を Men/Women に設定します。
4 行目では、JR コレクションの Description 属性値を John Yokim's Products に設定します。
ModelName,EntityName,MemberType_ID,MemberCode,AttributeName,AttributeValue Product,Product,1,BK-M101,DaysToManufacture,4 Product,Product,2,MW,Name,Men/Women Product,Product,3,JR,Description,John Yokim's Products
メンバーの削除
次の例は、属性に MDMMemberStatus、属性値に De-Activated を使用して、メンバーを削除する方法を示します。
ModelName,EntityName,MemberType_ID,MemberCode,AttributeName,AttributeValue
Product,Product,1,BK-M101,MDMMemberStatus,De-Activated
詳細については、「tblStgMemberAttribute を使用してメンバーまたはコレクションを削除する方法 (Master Data Services)」を参照してください。
メンバーの再アクティブ化
次の例は、属性に MDMMemberStatus、属性値に Active を使用して、削除済みメンバーを再アクティブ化する方法を示します。
ModelName,EntityName,MemberType_ID,MemberCode,AttributeName,AttributeValue
Product,Product,1,GUID,MDMMemberStatus,Active
GUID を特定する方法の詳細については、「tblStgMemberAttribute を使用してメンバーまたはコレクションを再アクティブ化する方法 (Master Data Services)」を参照してください。