[キャッシュ更新オプション] (レポート マネージャー)
[キャッシュ更新オプション] ページでは、レポートまたは共有データセットのデータの一時コピーを事前にキャッシュに読み込むスケジュールを作成できます。更新計画には、スケジュールと、パラメーターの値を指定または上書きするためのオプションが含まれます。共有データセットの場合、読み取り専用にマークされているパラメーターの値を上書きすることはできません。更新オプション ページの一部として複数の更新計画を作成して使用できます。
キャッシュ更新計画の関連レポートや共有データセットの追加、削除、変更、および表示が可能な既定のロールの割り当ては、コンテンツ マネージャー、個人用レポート、およびパブリッシャーです。
注 |
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この機能は、SQL Server Express with Advanced Services ではサポートされません。使用できる機能の詳細については、「SQL Server Express with Advanced Services の Reporting Services」を参照してください。 |
ナビゲーション
このページに移動するには、次の手順に従います。
レポートまたは共有データセットの [キャッシュ更新計画] プロパティ ページを開くには
レポート マネージャーを開き、キャッシュ更新計画のプロパティを構成するレポートまたは共有データセットを探します。
レポートまたは共有データセットの上にマウス ポインターを移動し、下矢印をクリックします。
ドロップダウン リストの [管理] をクリックします。[全般プロパティ] ページが開きます。
[キャッシュ更新計画] タブをクリックします。
新しいキャッシュ計画を作成するには、[新しいキャッシュ更新計画] をクリックします。
注 キャッシュ更新計画を作成するには、SQL Server エージェント サービスを有効化し、開始する必要があります。
キャッシュ計画のコピーを作成してカスタマイズするには、[既存のものから新規作成] をクリックします。
キャッシュ更新オプション
[削除]
現在選択しているすべての更新計画を削除します。[既存のものから新規作成]
このオプションは、キャッシュ更新計画が 1 つだけ選択されている場合に有効になります。このオプションでは、新しい更新計画が元の計画からコピーされて作成されます。キャッシュ更新計画ページは、選択された計画の詳細があらかじめ設定された状態で開きます。その後、更新計画オプションを変更して、新しい説明で計画を保存できます。[新しいキャッシュ更新計画]
現在のキャッシュ更新オプションで使用する、新しい更新計画を作成する場合にクリックします。[編集]
現在の更新計画を編集するには、このオプションを選択します。
キャッシュ更新計画オプション
[説明]
キャッシュ更新計画の説明を指定します。[アイテム固有のスケジュール]
このアイテムでのみ使用されるスケジュールを作成する場合は、このオプションを選択します。[構成]
クリックすると、[スケジュール] ページが開きます。このページは、頻度に関する情報の指定に使用します。詳細については、「[新しいスケジュール]/[スケジュールの編集] ページ (レポート マネージャー)」を参照してください。
[共有スケジュール]
既存のスケジュールを選択するには、このオプションを選択します。詳細については、「共有スケジュールを作成、削除、または変更する方法 (レポート マネージャー)」を参照してください。
@<Parameter>
パラメーター値の 1 つの組み合わせを指定します。このセクションは、現在のデータセットまたはレポートでパラメーターが使用されている場合にのみ表示されます。次のセクションの「パラメーターの指定」を参照してください。
[既定値を使用]
このパラメーターに事前定義済みの既定値を使用する場合は、このオプションを選択します。
パラメーターの指定
キャッシュ更新計画を作成するには、各レポートまたは共有データセットのパラメーターに値が指定されている必要があります。レポートまたは共有データセット アイテムの定義に既定値が指定されていない場合は、ユーザーが値を指定する必要があります。既定値が指定されている場合は、この手順で値を指定する必要はありません。値を指定すると、既定値は上書きされます。
パラメーター値の複数の組み合わせを指定する場合は、各組み合わせに対して個別のキャッシュ更新計画を作成します。
レポートまたは共有データセットのパラメーターで行われる追加、変更、および削除は、キャッシュ更新計画に影響を与えます。レポートで既定値のパラメーターを追加したり、パラメーターを削除したり、共有データセット パラメーターのデータ型や読み取り専用オプションを変更したりすると、変更はキャッシュ更新計画が次回処理されるときに有効になります。
共有データセット パラメーター
共有データセットの場合、次の情報が共有データセット定義から取得されます。
[Name] クエリ パラメーターの名前を指定します。
[Type] クエリ パラメーターのデータ型を指定します。このデータ型は、データ プロバイダーがデータセット クエリを処理するまで不明なため、データ型の検証は共有データセットが処理されるまで実行されません。
[Nullable] NULL が有効な値かどうかを指定します。
[ReadOnly] このパラメーターが、共有データセット定義で読み取り専用としてマークされているかどうかを指定します。読み取り専用パラメーターは、キャッシュ更新オプションのパラメーターの一覧に表示されません。したがって、読み取り専用パラメーターには、共有データセット定義で既定値が指定されている必要があります。
[DefaultValues] 共有データセット定義で指定されている既定値です。クエリ パラメーターには、複数値を指定することができます。既定値を上書きするには、テキスト ボックスのプロンプト領域に新しい値を入力します。
共有データセット定義で、パラメーターに [クエリから省略] オプションが指定されている場合、既定値を指定する必要はありません。このフラグは、データセット パラメーターがクエリで使用されないことを示します。たとえば、このパラメーターが共有データセット定義に表示されるのは、それがデータセット フィルターでのみ使用されるレポート パラメーターである場合です。
データセット パラメーター オプションを表示または変更するには、共有データセット定義を編集する必要があります。詳細については、「共有データセットの管理」を参照してください。
レポート パラメーター
レポートの場合、キャッシュ更新計画を正常に作成するには、各パラメーター値が有効でなければなりません。各レポート パラメーターに、既定値を入力または選択する必要があります。ユーザーが値を設定すると、レポート サーバー上のレポート パラメーターに定義されている既定値が上書きされます。
パラメーターは、レポート サーバー上のパラメーター プロパティで指定されている要件を満たしている必要があります。たとえば、レポート パラメーターに対してプロパティ AllowBlank が false に設定されている場合、空の文字列は無効な値になります。
レポート パラメーター オプションを表示または変更するには、レポート パラメーターをレポート内で編集するか、レポート サーバー上で個別に編集します。詳細については、「レポート パラメーター (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」および「パブリッシュ済みレポートのパラメーター プロパティの設定」を参照してください。
キャッシュ更新計画が非アクティブになる条件
次の状況においては、共有データセットまたはレポートのキャッシュ更新計画が非アクティブになる可能性があります。
共有データセット キャッシュまたはレポート キャッシュ オプションが無効化されている。
必要なパラメーター値が定義されていないか、無効であるか、または存在しない。レポートが正常に処理されるには、レポートのクエリすべてが有効である必要があります。サブレポートを持つレポートの場合、サブレポートのデータセットを含むすべてのデータセット クエリが最初に処理されます。いずれかのデータセットを正常に処理できない場合、レポートは実行されません。
キャッシュ更新計画が再アクティブ化される条件
計画が非アクティブになった後、以下の手順のいずれかを実行することで、キャッシュ更新計画の評価を開始することができます。
計画のオプションを変更する。
更新計画に関連付けられている共有データセットまたはレポートのキャッシュを有効化する。
更新計画に関連付けられているデータセット クエリ パラメーターの読み取り専用オプションをオフまたはオンにし、その後レポート サーバーに新しい定義を保存する。