パブリッシュされたレポートのプロパティの設定
レポート サーバーにレポートをパブリッシュした後、プロパティを設定して、レポートの名前と説明、パラメータの既定値とパラメータの値を取得する方法、ユーザーがレポートにアクセスする方法、レポート サーバーが外部データ ソースに接続する方法、およびレポートを要求時に実行するかスケジュールに基づいて実行するかを変更できます。
パブリッシュされたレポートで設定したプロパティは、レポート サーバーに保存され、レポート サーバーによって管理されます。レポート マネージャ、または SharePoint サイトのアプリケーション ページを使用して、プロパティを設定できます。
レポートのプロパティを設定するには、プロパティを設定できる適切な権限が必要です。カスタム ロールの割り当てを使用している場合は、ロールの割り当てに "レポートの管理" タスクを含める必要があります。SharePoint サイトに対しては、フル コントロール レベルまたはパブリッシャ レベルの権限が必要です。
マネージ プロパティについて
パブリッシュされたレポートとレポート デザイナで作成したレポート定義の両方のプロパティを設定できるので、レポートを再パブリッシュした場合にプロパティ値がどのように更新されるかを把握しておくことが重要です。
まず、プロパティは、レポートをパブリッシュするときに設定されます。レポート履歴および処理に関する省略可能なプロパティは設定されませんが、データ ソース プロパティおよびパラメータ プロパティは、レポート デザイナで指定した値から取得されます。
パブリッシュされたレポートでは、変更または更新されたプロパティがレポート サーバー データベースに保存されます。パブリッシュされたレポートは、レポート定義 (.rdl) ファイルとは区別されるレポート サーバー アイテムとして存在します。このアイテムに設定したプロパティは、ファイル システム上のレポート定義 (.rdl) ファイルには適用されません。
再パブリケーション時には、パブリッシュされたレポートに設定したプロパティは、通常、保持されます。権限、全般プロパティ、レポート履歴、およびレポート処理プロパティは変更されません。データ ソース プロパティは、レポート内のデータ ソースを変更した場合を除き、変更されません。変更した場合は、レポート サーバー アイテムでプロパティが更新されます。同様に、パラメータ プロパティは、レポート定義のパラメータの追加や削除、または既存のパラメータのデータ型やデータ名の変更を行った場合を除き、変更されません。詳細については、「パブリッシュ済みレポートのパラメータ プロパティの設定」を参照してください。
次の表に、レポート マネージャおよび SharePoint サイトのアプリケーション ページでレポートのプロパティを設定する方法に関する追加情報を示します。
プロパティ |
レポート マネージャ |
SharePoint サイト |
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現在のレポートの全般プロパティ |
SharePoint ライブラリでレポートの横にある下向きの矢印をクリックし、[プロパティの編集] をクリックします。 |
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パラメータ プロパティ |
パブリッシュ済みレポートのパラメータを設定する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード) |
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データ ソース接続プロパティ |
SharePoint ライブラリでレポートの横にある下向きの矢印をクリックし、[プロパティの編集] をクリックします。 |
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データ処理のプロパティ |
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レポート履歴のプロパティ |
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権限 |
サイト上のレポート サーバー アイテムに対する権限を設定する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード) |