(キューブ デザイナー) (Analysis Services - 多次元データ)

キューブ内のディメンション、メジャー、および KPI を探索するには、キューブ デザイナーの [ブラウザー] タブを使用します。 SQL Server 2012 では、Analysis Services キューブ ブラウザーが MDX クエリ デザイナーに統合され、MDX クエリの作成、キューブのフィルター処理とスライス、階層のドリル ダウンをグラフィカル ユーザー インターフェイスによって行うことができます。

[ブラウザー] タブには、"デザイン モード""クエリ モード" の 2 つのモードがあります。 どちらのモードも、[メタデータ] ペインのオブジェクトを使用してキューブを探索することができ、[メタデータ] ペインからクエリ領域にメンバーをドラッグすることによって、必要なデータを取得するための MDX クエリを構築することができます。

グラフィカル デザイン モードを使用した参照とクエリ

次の図は、グラフィカル デザイン モード[ブラウザー] インターフェイスです。

Analysis Services MDX クエリ デザイナー、デザイン ビュー

グラフィカル デザイン モードでの作業中、ツール バーの [自動実行] (クエリの自動実行) 切り替えボタンがオンになっている場合、データ ペインにメタデータ オブジェクトをドロップするたびに、クエリが自動的に実行されます。 ツール バーの [クエリの実行] (クエリの実行) ボタンを使用して、クエリを手動で実行することもできます。

グラフィカル クエリ デザイナーをクエリ モードに変更して、MDX ステートメントのテキストを編集するには、ツール バーの [デザイン モード] ボタンをクリックします。

MDX テキスト モードを使用した参照とクエリ

MDX テスト デザイン モードでは、MDX を直接編集することができます。 クエリ デザイン領域にオブジェクトを追加できるように [メタデータ] ペインは引き続き利用できます。また、MDX の関数や演算子を [関数] ペインの一覧からドラッグ アンド ドロップすることもできます。

次の図は、クエリ モードの [ブラウザー] インターフェイスを示しています。

Analysis Services MDX クエリ デザイナー、クエリ ビュー

最初はグラフィカル デザイン モードで必要なオブジェクトを追加し、キューブをスライスするためのフィルターを追加してからテキスト モードに切り替え、メンバーのプロパティやセルのプロパティを追加しながら、生成された既定の MDX クエリに対して必要部分を補う、という使い方ができます。

[メタデータ] ペインには、[メタデータ][関数] のタブが表示されます。 [メタデータ] タブからは、ディメンション、階層、KPI、およびメジャーをクエリ デザイン領域にドラッグできます。 [関数] タブからは、関数をクエリ デザイン領域にドラッグできます。 クエリを実行すると、クエリ デザイン領域に MDX クエリの結果が表示されます。 また、ツール バーにある [Excel で分析] をクリックし、Microsoft Office Excel にデータをエクスポートすることによって、ユーザーに表示される結果をピボットテーブルで確認することもできます。次のセクションでは、[ブラウザー] のモードごとに、ツール バーとすべてのペインについて詳しく説明します。

テキスト モードで作業している間は、ツール バーの [自動実行] (クエリの自動実行) 切り替えボタンは使用できません。 ただし、ツール バーの [クエリの実行] (クエリの実行) ボタンを使用して、クエリを手動で実行することはできます。

セクション

関連項目

参照

キューブ デザイナー (Analysis Services - 多次元データ)

概念

Cube オブジェクト (Analysis Services - 多次元データ)

多次元モデルのキューブ