Photoshop と Illustrator ファイルのインポート

  • [アーティクル]

Adobe Photoshop ファイル (.psd) や Adobe Illustrator ファイル (.ai) を Microsoft Expression Blend プロジェクトの開いたドキュメントに直接インポートできます。Expression Blend では、Photoshop や Illustrator の機能を次の方法でインポートします。

  • レイヤー   Expression Blend ではレイヤー名を保持し、操作が簡単になるようにレイヤーを個々のオブジェクトとレイアウト コンテナーとしてインポートします。Photoshop ファイルをインポートする場合は、レイヤーを表示し、名前を変更した上で、インポートするレイヤーを選択します。

  • テキスト   Photoshop ファイルをインポートする場合、テキストは編集可能なテキスト オブジェクトまたはフラット ビットマップ イメージとしてインポートできます。

  • ベクター   ベクター アートは、編集可能なパス オブジェクトとしてインポートできます。Photoshop ファイルは、イメージとしてインポートすることもできます。

  • ブレンド モード   Photoshop ファイルをインポートする場合は、ブレンド モードを含むレイヤーを結合して、アートの外観を保持することができます。

  • グラデーション   線状グラデーションと放射状グラデーションはインポート後も編集可能です。その他の塗りつぶしは、ラスタライズされます。カラーの分岐点はグラデーション ブラシとして Expression Blend のオブジェクトの [Fill] プロパティにインポートされ、透明度の分岐点はグラデーション ブラシとして [OpacityMask] プロパティにインポートされます。

  • パターン   パターンはイメージ ブラシとしてインポートされます。

Photoshop ファイルでサポートされていない機能がある場合は、[インポート] ダイアログ ボックスにアートの外観を保持する最善の方法に関する情報が表示されます。

サポートされた、およびサポートされていない機能の一覧については、「Expression Blend リリース ノート」を参照してください。

Photoshop ファイルをインポートするには

  1. ファイルのインポート先の .xaml ドキュメントを開きます。

  2. [ファイル] メニューで、[Adobe Photoshop ファイルのインポート] をクリックします。

  3. [Adobe Photoshop ファイルのインポート] ダイアログ ボックスで、インポートするファイルを見つけて [開く] をクリックします。

  4. 次に表示されるダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    • インポートするレイヤーを選択します。または、[互換性イメージ] を選択して、1 つに結合したイメージをインポートします。

    • レイヤーの横に表示される情報アイコンでレイヤーの結合が推奨されている場合は、Ctrl キーを押してレイヤーを選択し、それを右クリックして、[結合するグループ] をクリックします。

    • 左側のアートのプレビューを表示して、希望どおりに表示されることを確かめます。

    Ee341459.6df6faf6-756f-47ba-b2d8-612dfc6e41e6(JA-JP,Expression.30).png

  5. [OK] をクリックします。

    インポートされたファイルと同名の新しい Canvas オブジェクトがドキュメントに追加されます。インポートされたオブジェクトはすべて、Canvas オブジェクトの下にあります。フォルダーを選択していない場合は、[プロジェクト] パネルのルート フォルダーに変換されたイメージ ファイルをすべて含む新しいフォルダーが作成されます。

Illustrator ファイルをインポートするには

  1. ファイルのインポート先の .xaml ドキュメントを開きます。

  2. [ファイル] メニューで、[Adobe Illustrator ファイルのインポート] をクリックします。

  3. [ Adobe Illustrator ファイルのインポート] ダイアログ ボックスで、インポートするファイルを見つけて [開く] をクリックします。

  4. [OK] をクリックします。

    インポートされたファイルと同名の新しい Canvas オブジェクトがドキュメントに追加されます。インポートされたオブジェクトはすべて、Canvas オブジェクトの下にあります。[プロジェクト] パネルのプロジェクト フォルダーに変換されたイメージ ファイルをすべて含む新しいフォルダーが作成されます。

関連項目

タスク

作業中のドキュメントへのオーディオまたはビデオ ファイルの挿入

Expression Design からエクスポートされた XAML のインポート

既存のオブジェクトからのユーザー コントロールの作成

概念

一般的な Silverlight コントロールのスタイル処理のヒント

WPF 簡易スタイルのスタイル処理のヒント