方法 : 配置前スクリプトまたは配置後スクリプトを指定する

データベースの配置前後に、1 つまたは複数のスクリプトを実行することが必要になる場合があります。Visual Studio Team System Database Edition のデータベース プロジェクトには、配置前スクリプトと配置後スクリプトが 1 つずつ用意されています。環境が比較的単純な場合は、これらのスクリプト ファイルに独自のスクリプト ステートメントを追加できます。より複雑な環境で、複数のスクリプトを実行する必要がある場合や 1 つのスクリプトを複数回実行する必要がある場合は、配置前スクリプトまたは配置後スクリプトで SQLCMD モードを使用して独自の配置スクリプトを含める方が簡単です。

配置前スクリプトを変更するには

  1. ソリューション エクスプローラでデータベース プロジェクトを展開し、Scripts フォルダを表示します。

  2. Scripts フォルダを展開して、Pre-deployment サブフォルダを表示します。

  3. Pre-deployment サブフォルダを展開し、script.predeployment.sql ファイルをクリックします。

  4. [表示] メニューの [開く] をクリックします。

    Transact-SQL (T-SQL) エディタが開き、script.predeployment.sql ファイルの内容が表示されます。SQLCMD モードと、独自のスクリプトを配置前スクリプトの一部として含める方法については、「Transact-SQL エディタでの SQLCMD スクリプトの編集」を参照してください。含められたスクリプトは含められた順に実行されるため、特定の順序でスクリプトを含めることにより、配置前スクリプトの実行順序を制御できます。

    Aa833410.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    script.predeployment.sql ファイルをダブルクリックする方法もあります。

  5. スクリプトの編集が終了したら、[ファイル] メニューを開き、[script.predeployment.sql を保存] をクリックします。

配置後スクリプトを変更するには

  1. ソリューション エクスプローラでデータベース プロジェクトを展開し、Scripts フォルダを表示します。

  2. Scripts フォルダを展開して、Post-deployment サブフォルダを表示します。

  3. Post-deployment サブフォルダを展開し、script.postdeployment.sql ファイルをクリックします。

  4. [表示] メニューの [開く] をクリックします。

    Transact-SQL (T-SQL) エディタが開き、script.postdeployment.sql ファイルの内容が表示されます。SQLCMD モードと、独自のスクリプトを配置後スクリプトの一部として含める方法については、「Transact-SQL エディタでの SQLCMD スクリプトの編集」を参照してください。含められたスクリプトは含められた順に実行されるため、特定の順序でスクリプトを含めることにより、配置後スクリプトの実行順序を制御できます。

    Aa833410.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    script.postdeployment.sql ファイルをダブルクリックする方法もあります。

  5. スクリプトの編集が終了したら、[ファイル] メニューを開き、[script.postdeployment.sql を保存] をクリックします。

参照

処理手順

方法 : Transact-SQL エディタで SQLCMD モードを有効にする

方法 : データベースのビルド スクリプトを準備する

概念

Database Edition の用語の概要

その他の技術情報

データベース スクリプトの概要

データベース スキーマのビルドおよび配置