方法 : SQL Server Compact 3.5 データベースをプロジェクトに追加する

更新 : 2007 年 11 月

SQL Server Compact 3.5 データベースを Visual Studio プロジェクトに追加する方法は 2 つあります。既存のデータベースをプロジェクトに追加する方法と、Visual Database Tools を使用して新しいデータベースを作成し、それをプロジェクトに追加する方法です。

SQL Server Compact 3.5 データベースの新規作成

サーバー エクスプローラまたはデータベース エクスプローラからアクセスできる [接続の追加] ダイアログ ボックスで新しいデータベースを作成します。

メモ :
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

SQL Server Compact 3.5 データベースを新規作成するには

1. サーバー エクスプローラまたはデータベース エクスプローラを開くには、[表示] メニューの [サーバー エクスプローラ] または [データベース エクスプローラ] をクリックします。

2. [データ接続] ノードを右クリックし、[接続の追加] をクリックします。

3. [接続の追加] ダイアログ ボックスが表示された場合は、[データ ソース] が [Microsoft SQL Server Compact 3.5 (.NET Framework Data Provider for SQL Server Compact 3.5)] になっていることを確認します。それ以外の場合は、[変更] ボタンをクリックし、Microsoft SQL Server Compact 3.5 データ ソースをクリックして [OK] をクリックします。

4. [データ ソース] 領域の [マイ コンピュータ] は既定値のままにしておきます。

5. [接続のプロパティ] 領域の .[作成] をクリックします。

6. [SQL Server Compact データベースの新規作成] ダイアログ ボックスで、ファイル パス、データベース ファイル名、および新しいデータベースのパスワードを入力します。データを暗号化するように選択することもできます。

7. [OK] をクリックすると、[接続の追加] ダイアログ ボックスに戻ります。[データベース] ボックスに新しいデータベースのパスが表示されていることがわかります。

   メモ :
   この時点で、データベースが作成されます。ダイアログ ボックスで [キャンセル] をクリックしても、新しく作成されたファイルは削除されません。

8. [接続のテスト] をクリックして、新しいデータベースに接続できることを確認します。

9. サーバー エクスプローラまたはデータベース エクスプローラで、[OK] をクリックしてデータ接続を作成します。

   この接続を展開し、[テーブル] ノードを右クリックすると、新しいテーブルの作成とデータベースを定義するスキーマの設計を開始できます。

10. このデータベースをプロジェクトに追加する方法については、次に説明する既存のデータベースの追加手順に従ってください。

既存のデータベースをプロジェクトに追加する方法

[既存項目の追加] ダイアログ ボックスを使用すると、既存の SQL Server Compact 3.5 データベース ファイル (.sdf) を参照してプロジェクトに追加できます。既存のプロジェクトを統合開発環境 (IDE) に読み込んでおく必要があります。データベースをプロジェクトに追加すると、自動的にデータ ソース構成ウィザードが起動します。ここで選択したデータベース オブジェクト (SQL Server Compact 3.5 の場合はテーブルのみ) が、ウィザードによって生成されたデータセットに追加されます。ウィザードが終了すると、選択したテーブルが [データ ソース] ウィンドウに追加され、フォームにドロップできる状態になります。テーブルをフォームにドロップすることで、データ バインド コントロールを作成できます。

既存の SQL Server Compact 3.5 データベースをプロジェクトに追加するには

1. [プロジェクト] メニューの [既存項目の追加] をクリックします。

2. [既存項目の追加] ダイアログ ボックスから、プロジェクトで使用する SQL Server Compact 3.5 データベース ファイル (.sdf) の場所を参照し、[追加] をクリックします。

   データベース ファイルを追加すると、データ ソース構成ウィザードが開き、[データベース オブジェクトの選択] ページが表示されます。ここで、アプリケーションに使用するテーブルを選択できます。

   メモ :

3. [テーブル] ノードを展開し、アプリケーションに使用するテーブルを選択します。

4. [完了] をクリックします。前の手順で選択したテーブルを含んでいる型指定されたデータセットと共に、目的のデータベースがプロジェクトに追加されます。 さらに、[データ ソース] ウィンドウにデータセットが表示されます。

参照

処理手順

方法 : SQL Server Compact 3.5 データベースをアプリケーションと共に配置する

チュートリアル : アプリケーションへの SQL Server Compact 3.5 データベースの追加とその配置

概念

SQL Server Compact 3.5 と Visual Studio