VSDBCMD のコマンド ライン リファレンス (配置およびスキーマのインポート)
VSDBCMD を使用すると、データベースを配置したり、コマンド プロンプトで .dbschema ファイルにデータベース スキーマをインポートすることができます。 また、操作を指定して、データベースの配置またはインポート方法をカスタマイズすることができます。 このツールの使用方法の詳細については、「方法 : コマンド プロンプトからスキーマをインポートする」および「方法 : コマンド プロンプトからスキーマをインポートする」を参照してください。
一般オプション
次の表のオプションは、配置動作とインポート動作の両方に適用されます。
オプション |
短い書式 |
必須? |
説明 |
---|---|---|---|
/Action:{Import|Deploy} |
/a:{Import|Deploy} |
○ |
オブジェクトおよび設定を .dbschema ファイルにインポートするか、ターゲット サーバーまたはデータベースに .dbschema ファイルを配置するかを指定します。 |
/ConnectionString:"String" |
/cs:"String" |
○ |
ターゲット データベースへの接続文字列を指定します。 |
/DatabaseSchemaProvider:DspName |
/dsp:DspName |
○ |
接続先のデータベース スキーマ プロバイダの種類を指定します。 たとえば、/dsp:SQL for SQL Server を使用します。 |
@File |
使用できません。 |
× |
1 つ以上のコマンド ライン オプションを含む応答ファイルを指定することができます。 |
/Verbose |
/v |
× |
VSDBCMD からの詳細なフィードバックが必要であるかどうかを指定します。 |
/DeployToDatabase[+|-] |
/dd |
× |
配置スクリプトを生成し、ターゲットのデータベースに配置することを指定します。 このオプションを指定しなかった場合、配置スクリプトは生成されますが、そのスクリプトは配置されません。 |
/ModelFile:FileName |
/model:FileName |
○ |
スキーマをインポートするときに配置するまたは作成する .dbschema ファイルの名前を指定します。 |
/Properties:PropertyName:PropertyValue |
/p:PropertyName:PropertyValue |
× |
コマンド プロンプトでオーバーライドするプロパティ名および値を指定します。 動作固有のプロパティについては、「配置オプション」および「インポート オプション」を参照してください。 |
配置オプション
次の表のオプションは、.dbschema ファイルを配置する場合にのみ適用されます。
オプション |
短い書式 |
必須? |
説明 |
---|---|---|---|
/ManifestFile:FileName |
/manifest:FileName |
○ |
データベースを配置するときに使用する配置マニフェスト ファイルを指定します。 配置マニフェストは、データベース プロジェクトをビルドするときに、ビルド出力パスの場所に作成されます。 |
/DeploymentScriptFile:FileName |
/script:FileName |
○ |
配置スクリプトに指定する名前を指定します。 |
共通の配置プロパティ
次の表のプロパティは、コマンド プロンプトから .dbschema ファイルを配置する場合に指定できます。
オプション |
既定値 |
説明 |
---|---|---|
/p:sqlcmdvars:FileName |
.deploymanifest ファイル内に指定されている .sqlcmdvars ファイル。 |
配置するときに使用する .sqlcmdvars ファイルを指定します。 |
/p:sqldeployment:fileName |
.deploymanifest ファイル内に指定されている .sqldeployment ファイル。 |
配置するときに使用する .sqldeployment ファイルを指定します。 |
/p:BackupDatabaseBeforeChanges:{True|False} |
True |
変更の配置を実行する前にデータベースをバックアップするかどうかを指定します。 |
/p:BlockOnPossibleDataLoss:{True|False} |
False |
データ損失が発生する可能性がある場合、配置を中止するかどうかを指定します。 |
/p:CollationPreference:{UseSourceModelCollation | UseTargetModelCollation | DontChangeCollation} |
UseSourceModelCollation |
ターゲット データベースに適用する照合順序を指定します。 |
/p:CommentOutSetVarDeclarations:{True|False} |
False |
変数の値を指定する SETVAR ステートメントを配置スクリプトでコメントアウトするかどうかを指定します。 SQLCMD を使用してスクリプトを配置したり、コマンド プロンプトでそれらの変数の値を指定する場合は、このプロパティを True に設定することができます。 |
/p:CreateNewDatabase:{True|False} |
False |
変更を配置するときにデータベースを更新するか、削除して再作成するかを指定します。 |
/p:DeployDatabaseInSingleUserMode:{True|False} |
False |
配置を実行する前に、データベースをシングル ユーザー モードに設定するかどうかを指定します。 |
/p:DropObjectsNotInSource:{True|False} |
False |
ターゲット データベース内にあるオブジェクトがデータベース プロジェクト内で発生しない場合、それらを削除するかどうかを指定します。 |
/p:GenerateDatabaseOptions:{True|False} |
True |
データベースの配置時にデータベース オプションを設定するステートメントを配置スクリプトに含めるかどうかを指定します。 |
/p:GenerateDeployStateChecks:{True|False} |
True |
データベース スキーマを配置する前にターゲット データベースの状態を確認するステートメントを配置スクリプトに含めるかどうかを指定します。 |
/p:TargetDatabaseName:"String" |
使用できません。 |
配置先のデータベースの名前を指定します。 |
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力すると、配置の完全なリストを表示できます。
VSDBCMD /? /a:Deploy /dsp:sql /cs:"ConnectionString"
共通のインポート プロパティ
次の表のプロパティは、.dbschema ファイルにオブジェクトおよび設定をインポートする場合にのみ適用されます。
オプション |
既定値 |
説明 |
---|---|---|
/p:IgnoreExtendedProperties:{True|False} |
False |
拡張プロパティを無視するかインポートするかを指定します。 |
/p:IgnorePermissions:{True|False} |
False |
アクセス許可を無視するかインポートするかを指定します。 |
/p:ModelType:{Database|Server} |
Database |
データベースまたはサーバーのオブジェクトおよび設定をインポートするかどうかを指定します。 |
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力すると、インポート プロパティの完全なリストを表示できます。
VSDBCMD /? /a:Import /dsp:sql /cs:"ConnectionString"
参照
処理手順
方法 : VSDBCMD を使用してコマンド プロンプトからデータベースを配置用に準備する