接続文字列プロパティ、ファイル プロパティのダイアログ ボックス (デバイス)
更新 : 2007 年 11 月
.xsd ファイルのプロパティとして、[接続文字列] プロパティはデバイスで実行されているアプリケーションの実行時の接続文字列を指定します。
実行時の接続文字列は、自動生成された接続文字列が適切でない場合に使用される、オプションのプロパティです。生成される接続文字列は、.xsd スキーマ ファイル内の接続文字列が使用され、デザイン時の接続文字列と見なされます。デザイン時の文字列によって、Visual Studio から、デザイン時にデータベースに接続し、スキーマ情報を取得できます。このデザイン時の接続文字列が実行時に適切ではない場合、実行時の [接続文字列] プロパティを使用して、生成されたコードにシリアル化されるカスタムの接続文字列を指定できます。
たとえば、Microsoft SQL Server Compact 3.5 の接続文字列には、データベースのパスが含まれます。この場合、生成される接続文字列は、データベースが実行バイナリと同じフォルダにあることを前提とした接続文字列に変換されます。SQL Server Compact 3.5 データベースがデバイス上の異なる場所にある場合、.xsd ファイルの [接続文字列] プロパティを使用して、生成された接続文字列をカスタムの接続文字列でオーバーライドできます。
.xsd スキーマ ファイルの [接続文字列] プロパティでカスタムの接続文字列を指定しても、.xsd スキーマ ファイルに格納されているデザイン時の接続文字列は変更されません。またデザイン時の機能は通常どおりに動作します。詳細については、「方法 : デザイン時の接続文字列を変更する (デバイス)」を参照してください。
このウィンドウの他のファイル プロパティは、スマート デバイス プロジェクト固有のものではありません。詳細については、「ファイルのプロパティ」を参照してください。
[プロパティ ウィンドウ] を開くには、ソリューション エクスプローラで .xsd ファイルを選択し、[表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。
[接続文字列]
実行時にデバイス上のデータベースに接続する接続文字列を指定します。ボックスを空にすると、.xsd スキーマ ファイルに格納されている既定の接続文字列が使用されます。