XML スニペット

XML エディタには、XML スニペットと呼ばれる機能が用意されており、これを使用すると XML ファイルをより速く構築することができます。XML スニペットは、ファイルに挿入することで再利用できます。XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマに基づいて XML データを生成することもできます。

再利用可能な XML スニペット

XML エディタには、一般的なタスクを対象としたスニペットが多数含まれています。これによって、XML ファイルをより簡単に作成できます。たとえば、XML スキーマを作成している場合、"Complex Type Sequence Element" スニペットと "Simple Type Element" スニペットを使用すると、作成中のファイルに次の XML テキストが挿入されます。その後で、必要に応じて name の値を変更します。

<xs:element name="name">
  <xs:complexType>
    <xs:sequence>
      <xs:element name="name">
        <xs:simpleType>
          <xs:restriction base="xs:string"></xs:restriction>
        </xs:simpleType>
      </xs:element>
    </xs:sequence>
  </xs:complexType>
</xs:element>

スニペットは 2 つの方法で挿入できます。[スニペットの挿入] コマンドを使用すると、カーソル位置に XML スニペットが挿入されます。[ブロックの挿入] コマンドを使用すると、XML スニペットが選択したテキストを囲みます。どちらのコマンドも、[編集] メニューの [IntelliSense] サブメニュー、またはエディタのショートカット メニューから使用できます。

詳細については、「方法 : XML スニペットを使用する」を参照してください。

スキーマを生成する XML スニペット

XML エディタは、XML スキーマから XML スニペットを生成する機能も備えています。この機能を使用すると、要素に、その要素のスキーマ情報から生成された XML 要素を格納することができます。

詳細については、「方法 : XML スキーマから XML スニペットを生成する」を参照してください。

新しい XML スニペットを作成する

既定で Microsoft Visual Studio に付属しているスニペットに加えて、独自の XML スニペットを作成して使用することもできます。

詳細については、「方法 : XML スニペットを作成する」を参照してください。

参照

概念

XML エディタ